◆IL DIVO◆ ニコラ・グルノンの作品
≪毎日がコンサートの本番です≫

Nicolas Grenon (c1375-1456) / "La plus jolie et la plus belle"
URL : http://papalin.yas.mu/W030/
◇公開日: 2012年11月26日
◇演奏時間: 1分11秒
◇録音年月: 2012年11月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
チコーニア同様、こちらも私にとって初めての作曲家でした。音楽室の説明からの引用です。
グルノンの作品は、中世音楽とルネサンス音楽の両方の側面を呈している。グルノンの世俗音楽は至って当世風であり、バラードやヴィルレー、ロンドーに曲付けされている。すべての作品が3声体であり、主旋律は常に最上声部に置かれている。グルノンのモテットは、厳格なイソリズムが常にすべての声部に使われる点において異例である。いくつかの点においてデュファイのモテットに似ていなくもないが、イソリズムの原理の厳格さは別である。対立教皇ヨハネス23世を称賛しているために、1414年まで年代を辿ることのできるモテットがあり、おそらくこれはコンスタンツ公会議の開会に呼応しているのだろう。グルノンはいくつかのミサ曲を作曲したが、いずれも断章である。
この曲が、彼が何歳の頃に書かれたものなのかはわかりませんが、実際に演奏してみますと、本当に上に書いてある通りだと感じました。ルネサンス時代の安定感のあるハーモニーに包まれたかと思うと、中世特有の音の運びや4度5度の世界になったり、そしてそれらが縦糸横糸が織り成すかのように組み立てられている・・・そんな印象でした。
もう少し演奏してみたい作曲家でもありますが、この1曲しか楽譜が見つかりませんでした。
バス・リコーダー3本による演奏です。
楽譜は、IMSLPから借用致しました。
使用楽器 (A=440Hz)
バス ヤマハ メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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