◆IL DIVO◆ 13世紀 『バンベルク写本』 から
≪毎日がコンサートの本番です≫
Codex Bamberg (1260-1290) Paris
URL : http://papalin.yas.mu/W012/
◇公開日: 2012年11月11日
◇演奏時間: 2分11秒
◇録音年月: 2012年11月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
膨大な数の演奏を収録する IL DIVO Papalin ですが、サイトのコンテンツを管理すべき当人にも、その全貌が見えにくくなってしまっています。いつかは整理して再構築しないといけないと思っているのですが、重い腰はなかなか上がりませんでした。
しかし必要に迫られますと、そんな悠長なことも言ってはおれません。ということで、再構築を始めました。基本的に作曲者の時代を追うような形で再構築していきたいと思っていますが、作曲者という切り口だけで整理するのは乱暴すぎると思いまして、適宜今回のような曲集であったり、あるいは音楽のジャンル(邦人の合唱曲というようなジャンル)での分類も残しておきたいと考えています。
さて問題は、こうしたことをやり始めますと、途中で脱線することがしばしばあるのですが、今回も正にそのようになってしまいました。中世の音楽から整理を始め、いろんな資料を読み返していますと、私の知らない写本に出会いました。ふむふむとネットを検索してみますと、楽譜それも現代譜が公開されているサイトがあるのですね。
ということで、今回は13世紀の写本である『バンベルク写本』からも1曲だけですが楽譜を入手できたので演奏してみました。これらの写本に含まれている曲は単声のモノフォニーや多声のポリフォニーの声楽曲です。一つくらいは歌があってもいいと思い、歌ってみました。この方がやっぱり感じが出ますね。音程が悪いですけれど。(^_^;)
何はともあれ、お聴きください。
なお、同様にしてこんな風にサイトの再構築を行っていますので、ここで紹介致します。
再構築に当たって、新しい作品が増えていたりします。こっそり演奏しています。(^_^;)
更にサイトの「ジャンル」の分類をより有効なものにしたいと考え、再設定しています。
【古代】
W001: "セイキロスの墓碑銘" (古代ギリシア:1世紀?) (6分41秒) [high]
"EPITAPHE DE SEIKILOS" (Ancient Greek : 1c.?)
【中世 ①聖歌作者(学僧)】
W002: グレゴリオ聖歌 (4~14世紀の音楽) (49分7秒) [high]
Gregorian chant (Music of 4-14th centuries)
W003: ヒルデガルド・フォン・ビンゲン (18分16秒) [high]
Hildegard von Bingen (1098-1179)
W004: アルフォンソ10世 (エル・サビオ) (12分32秒) [high]
Alfonso X el Sabio (the Wise) (1221-1284)
【中世 ②サン・マルシャル楽派とノートルダム楽派】
W005: 『カリクスティヌス写本』 (2分42秒) [high]
Codex Calixtinus (ca.1130-1140)
W006: 12世紀の音楽 (3分26秒) [high]
Music of 12th century
W007: レオナン (レオニヌス) (2分38秒) [high]
Leonin (Leoninus) (1150s-1201?)
W008: ペロタン (ペロティヌス) (23分57秒) [high]
Magister Perotin (Perotinus) (ca.1165-ca.1238)
【中世 ③アルス・アンティクヮ】
W009: アダン・ド・ラ・アル (1分29秒) [high]
Adam de la Halle (c1237-c1287)
W010: ペトルス・デ・クルーチェ (0分44秒) [high]
Petrus de Cruce (Pierre de la Croix) (c1270-c1347)
W011: 『モンペリエ写本』 (9分23秒) [high]
Codex Montpellier (1250-1300) Paris
W012: 『バンベルク写本』 (3分3秒) [high]
Codex Bamberg (1260-1290) Paris
【中世 ④トルバドゥールとトルヴェール】
【中世 ⑤ミンネゼンガーとマイスタージンガー】
【中世 ⑥アルス・ノーヴァ】
【中世 ⑦トレチェント音楽】
【中世 ⑧アルス・スブティリオル】
【中世 ⑨「中世の秋」から初期ルネサンスへ】
楽譜は、いろいろなサイトからお借りしています。興味のある方は、それぞれのアルファベットの曲名で検索して下さい。きっと見つかると思います。
使用楽器 (A=440Hz)
アルト モーレンハウエル キンゼカー
テナー モーレンハウエル キンゼカー
歌 Papalin
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
管理者の立場からすると整理しなくては・・・という思いが強かったのでしょうけど、様々に増殖しながら変化していくこれまでのスタイルも嫌いではありません。・・・と申しますのは、ルネサンスの曲ならそればっかりというのは、聴いていて飽きるからです。それならBGMモードで・・・といってもその日の気分というものがあり、個人的には今日は『これ』というブロックを決めて聴いています。検索も出来ますしね。・・・ボクは結構保守的な人間だったのかな?まだ改革に前向きな考えになっていません。
脱ポートレイトについては、完全に脱してしうことはないと思いますが、是非残していただいた方が個性的で良いと思います。
ichiさん、ありがとうございます。
そうでしたか、出ちゃいましたか。(^^;
新しい構成は、aostaには好評です。従来から、私のおちゃらけ路線に目を瞑っていたので、よりアカデミックになったというのが理由です。ですが、化けの皮はすぐに剥がれてしまいますから、時間の問題です。
> 今日は『これ』というブロックを決めて聴いています。
なるほど。私が高校生の頃、エアチェックで録り貯めたカセットテープを「今週はブラームス・ティクルスだ!」などと言って聴いていたのを思い出しました。なぜかブラームスは晩秋、チャイコフスキーは冬なんですよ。ベートーヴェンには季節感がありませんで、年柄年中聴いていました。
ichiさんの言わんとすることは、私も感じていますので、コンテンツの全てを作曲家順(年代順と言ってもよい)にすることは考えていません。多くの作曲家の作品を集めた曲集などには無理がありますしね。そうしたところは適宜残しておきたいと思っています。その際には「個性的なポートレイト」を残しておくつもりです。
\(^o^)/