◆IL DIVO◆ 2. 旧石器時代後期の狩猟文化に共通な起源をもつもの?
≪毎日がコンサートの本番です≫
Die Vier Weltalter Der Musik (Walter Wiora) 2. Music with common origin to hunting life at paleolithic latter term ?
URL : http://papalin.yas.mu/W708/#M002
◇公開日: 2012年12月18日
◇演奏時間: 1分28秒
◇録音年月: 2012年12月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
世界史の各時代は、その長さがひじょうに異なっている。この地球の物語においては、偉大な先史時代を数百万年(7桁の数字)で数えているのに対して、人類の歴史は数十万年(同6桁)で区分している。人類の古い時代である旧石器時代は数万年(同5桁)で分け、中石器時代、新石器時代は、初期は数千年(同4桁)、のちになると数百年(同3桁)、そしてそれ以降はもっと短い時間で分けている。このようなテンポの速まりと、年月の数え方の縮小は否定することができない。初期旧石器時代の8万年から8千年までは、期限前500年から紀元後500年まで、あるいは1850年から1950年にかけて音楽市場で起こったこと以上には何もなかったのが事実である。
譜例の4と5で取り上げられたのは、旧石器時代、すなわち原始的な狩猟文明下における音楽と思われるものです。著者は、現代の狩猟民族であるアフリカのブッシュマンやラップ人の音楽にその痕跡が残っていると考えています。私の演奏では、これらの音は自然の中に存在する音、とくに鳥類の鳴き声のように聞こえます。先だって、堀越隆一さんが作曲された「深い森のなかで」という曲を演奏しましたが、曲の感じがよく似ていると思いませんでしょうか? 堀越さんの曲の"深い森"は、野生動物が豊かに暮らす森を想像しましたが、ここで演奏した2曲も、私には豊かな森に思えます。旧石器時代のアフリカは、今の砂漠やサバンナの地帯も、それこそ豊かな森であったのではないかと思うのは、時代考証ができていない私の妄想かも知れませんけれど、雰囲気がよく似ています。
もう一つ不思議なことを感じました。1曲目のラップ人の音楽のリズムですが、これはヨーロッパ中世の6つのリズム定型の中の一つと全く同じです。両者には時代的に見ても歴史上の接点はないと思いますが、不思議に思うことでした。でもそういう他人の空似のようなことって、よくあるのも事実ですね。
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル メイプル(キンゼカー)
アルト モーレンハウエル メイプル(キンゼカー)
打楽器 アジアのジャンベ
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
アルト笛さん、ありがとうございます。
自然界の音は、万国共通ですね。(#^.^#)