◆IL DIVO◆ ジェズアルド / 5つのマドリガル
≪毎日がコンサートの本番です≫
Carlo Gesualdo (1560-1613) / 5 Madrigals (Publication:1595–1611)
URL : http://papalin.yas.mu/W046/
◇公開日: 2012年12月31日
◇演奏時間: 10分54秒
◇録音年月: 2012年12月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
今年の吹き納めは、お約束のジェズアルドになりました。
ルネサンス後期に、クロマティシズム(半音階による音楽)の曲を作っていた作曲家がいたということを、つい先だって知り、一曲だけですが演奏しました。その際に、楽譜公開ウェブサイトに他にも沢山の楽譜が掲載されているのを知ったものですから、この日を待ち望んでおりました。そしてやっと今日、5曲を演奏することができました。
こんな破天荒な作曲家がいたとは、今日また感動に浸っているところです。はたしてこれもルネサンス音楽と呼んでいいのでしょうか、ルネサンス音楽の時代に同居していた作曲家の作品・・・と呼ぶのが正しいような気がするのですけれど。
和声の変化は、お約束の終止には向かわずに、とんでもない音に跳躍してしまうし、ともすればルネサンス時代のこの上なく美しいハーモニーを揶揄しているかのようで、挑戦としてか思えません。でも私、こういう作曲家が大好きです。リコーダー・アンサンブルで実現したハーモニーにも唸ってしまいました。思いっきりぶつかる音は、本の少しの箇所で耐え切れずに勝手に調整してしまったのですが、同時代の曲のように、理詰めで正しい解をみつけて良いものかどうか迷いました。本当はどうであったのか、興味津々です。
"5つのマドリガル"と題された作品は、ジェズアルドが何年かに渡って数回出版したマドリガル集から5曲を抜粋したもののようです。先日演奏した曲がここでも登場しました。それは3曲目の"Dolcissima mia vita"です。前回は8フィート・アンサンブルで地味に演奏しましたので、今回は4フィート・アンサンブルの高い音で軽やかに表現してみました。(^^♪
楽譜は、IMSLPから借用しました。
曲目
1. Non t’amo ò voce ingrata pp.1–4; from Book III
2. Itene, o miei sospiri, pp.5–8; from Book V
3. Dolcissima mia vita, pp.9–12; from Book V
4. Già piansi nel dolore, pp.13–16; from Book VI
5. Donna se m’ancidete à 6, pp.17–20; from Book III
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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