◆IL DIVO◆ 銭形平次 (編曲:P-san)
≪毎日がコンサートの本番です≫
"Zenigata Heiji" Theme Song (Wada Fumie Arranged Works)
URL : http://papalin.yas.mu/W702/#M011
◇公開日: 2012年12月10日
◇演奏時間: 12分23秒
◇録音年月: 2012年12月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
2曲目は、『銭形平次』のテーマ曲でした。
この曲はどこから見ても、私の大の苦手な演歌調の曲ですけれど、考えましたよ。
『これは日本風なジャズだ!』 そう思って、演奏することに致しました。
ということで(?)、旋律はあくまでも演歌風に、伴奏に回ったらジャズ風に演奏してみました。
楽譜を見てまず感じたのは、旋律がほぼSとAで行ったり来たりしている点でした。つまりオクターブ上がったり下がったりしています。それがはたして一本の線に聞こえるかどうかを心配しての演奏でした。
実際に演奏してみると、そんな懸念は必要ありませんでした。伴奏に回ったら軽く演奏する・・・これがこのアレンジの場合のサクセス・ストーリーかなと感じました。P-sanがこれらの曲を演奏するお仲間は5人とのことで、リコーダーのパートは3曲ともカルテット(四重奏)で書かれていますが、部分的に音を重ねたり、あるいはタンバリンを加えたりしているそうです。いいやり方ですね。
でもって、私が手を入れさせて戴いたところは、以下になります。
1)Bが全般的に和声の分散和音で書かれていますが、係留音を使って動きを出しました。
2)35秒付近から、BにSと同じ旋律を演奏させて、外声を使って強調させた。
つまり、Bパートだけしかいじっていませんが、それでも幾分感じは変わりますね。
楽譜は、P-sanから頂戴しました。
編成 と 使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
P-san、ありがとうございます。
旋律は歌ですよね。それも、コテコテの演歌調。ならば思いっきりこぶしを回して演奏してみたらいいのでは? そんな発想ですよ。楽譜に忠実に…という思いでこの旋律を演奏すると、おそらく聴かれる方も窮屈な思いをなさるのではないでしょうか。バロック音楽も同じです。これも自然な(良識ある)装飾音だと思って、頑張ってチャレンジされて下さいませ。
フラッターは、最初のパートを録音したときに咄嗟に出たものなので、他のパートも右に習えでした。バスだけはしっかり音程をとって鳴らしたいと思ったので、フラッターは使っていません。ということで、バスから先に重ねているのではないこともバレバレですね。ちなみに、大抵は上のパートから重ねました。