◆IL DIVO◆ 北御門文雄 編 リコーダー四重奏曲集 1 「ルネサンス声楽曲」
≪毎日がコンサートの本番です≫
Recorder Quartets 1Renaissance Songs / edited by Kitamika Fumio (recorded in 2013)
URL : http://papalin.yas.mu/W207/#M011
◇公開日: 2013年4月10日
◇演奏時間: 32分26秒
◇録音年月: 2013年4月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
北御門文雄さんが編集されたリコーダー四重奏曲集から、
第1集の「ルネサンス声楽曲」の演奏に再度取り組みました。
前回は2007年に演奏しましたので、もう5年以上も前のことですね。
当時は初めてグレートバス・リコーダー(ヤマハ製)とコントラバス・
リコーダー(通称:箱バス)をお借りし、"未知なる音"との出会いに
歓喜して、そのまま演奏録音したものでした。
あれから5年以上経って、私の演奏は変わりましたでしょうか。
楽譜は、全音から出版されているこちらを使用しました。
曲目
今こそ別れ / ジョン・ダウランド
Now, o now I needs must part / John Dowland (1563-1626)
きれいなフィリスが / ジョン・ファーマー
Fair Phyllis I saw sitting all alone / John Farmer (16c)
恋する人たちよ、おいでなさい / トーマス・モーリー
Come, lovers, follow me / Thomas Morley (1557-1603)
もはや貴女には逢いたくない / トーマス・モーリー
I will no more come to thee / Thomas Morley (1557-1603)
モテト ”すでに時は来れリ” / ジョセッフォ・ツァルリーノ
Motet "Ecce iam venit plenitudo" / Gioseffo Zarlino (1517-1590)
羊飼いが新米だったら / ホアン・ヴァスケス
Si el pastoreicos es neuvo / Juan Vasquez (1500?-1560?)
恋をしたねとみんなが言うの / ホアン・ヴァスケス
Dizen a mi que los amores e / Juan Vasquez (1500?-1560?)
可愛さあまって悪口を / ホアン・ヴァスケス
Par amores lo maldixo / Juan Vasquez (1500?-1560?)
緑の羊飼い娘よ / ホアン・ヴァスケス
Zagaleja de lo verde / Juan Vasquez (1500?-1560?)
いつ、いつ? いつになったら? / ホアン・ヴァスケス
Quando? quando? / Juan Vasquez (1500?-1560?)
私のいい人 / パッスロー
Il est bel et bon / Passereau (16c)
元気を出して / ギョーム・コートレ
Allon, gay, gay, gay, bergeres / Guillaume Costeley (1531-1601)
ひばり / クレマン・ジャヌカン
Orsus, orsusu vous dormez trop / Clement Jannequin (1475?-1560?)
こおろぎ / ジョスカン・デ・プレ
El grillo / Josquin des Prez (1450-1521)
来たれ、聖なる魂よ / ルカス・オシアンデル
Komm, heiliger Geist / Lukas Osiander (1534-1604)
インスブルックよ さようなら / ハインリッヒ・イザーク
Insbruck, ich muss dich lassen / Heinrich Isaac (1450?-1517)
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル キンゼカー
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
全曲を収めたCDを、こちらからお求め戴けます。
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この記事へのコメント
やっぱりこのシリーズは素敵です。リコーダーアンサンブルをはじめたころのことを思い出します。聴き比べも楽しみです♪
P-san、ありがとうございます。
それは奇遇ですね。そんなこともあるんだ。
本文にも書きましたが、いつか再録音したいと思っていたのが、ようやく実現しました。ルネサンスものは、縦の響きを大事にしないと、曲になりませんね。
> 聴き比べも楽しみです♪
(^_^;)
私も今期はルネサンス・・・何にしようかと、昨日あたりから探してます。
yuriさん、ありがとうございます。
こちらがもし参考になりましたら幸いです。
実は、Papalinの名演(?)をいくつかCDにして販売したいと思っております。レ・ミゼラブルや魔女の宅急便は、リコーダーを演奏しない方に割と人気なのですが、リコーダー演奏を楽しまれる方は、ルネサンスの曲にも関心があるようです。でもって、2007年の録音だと商品としてはちょっと・・・ということで、再録音を始めました。その際はまた宜しくお願いします。 m(._.)m
ichiさん、ありがとうございます。
どの楽器を使うかは、小さな楽しみでもあります。4フィート・アンサンブルでのテナーは、音楽の中に最も溶け込んで欲しいパートなので、尖ったところのない全音のチェリーを使います。ただこの楽器、高音に問題があるので、高音が登場するようなソプラノ・パートを8フィート・アンサンブルで演奏するときには、メックのボックスウッドにその座を譲ります。でもどうでしょう、最も多くの場面で登場しているのがこの全音の楽器ではないでしょうか。
前回の録音の時に、yasさんから歌詞に対応したアーティキュレーションのアドヴァイスを頂戴したので、今回「ひばり」では、かなり意識して演奏しました。そしてトリルを全く使わないくても曲になるということがわかりました。
再演奏、再録音も、悪くないですね。(^^♪
まず、『羊飼いが新米だったら』は元々音が低いので前回の4フィートアンサンブル+αが絶妙で良かったと思っています。大きい楽器だと息も足りなくなりますしね。
『こおろぎ』の曲の組立はとてもおもしろいのに、フラッタータンギングが余計なような気がします。
『インスブルックよ さようなら』は前回の歌入りが好きですね(笑)この曲はソプラノを入れない8フィートアンサンブルでやっていただきたかったのと、もう聴き慣れた人には歌がないと物足りない体になっています。
ichiさん、ありがとうございます。
そうですね。今回も集大成というよりはチャレンジ的な演奏をしているものがあります。というのは、楽譜に前回録音した時のメモが書いてあります。メモといっても、4とか8とか8+4だけです。4"、8"どちらの編成をメインに演奏したかということなのですが、天邪鬼の私は、前回8"で演奏したものを今度は4"でヤってみようかな・・・などと思うのです。
ペッツォルト氏製の通称"箱バス"を、ヤマハのGBと一緒にyasさんからお借りし、一気に8"アンサンフルができるような環境になり、この曲集を端から演奏たのが全開でした。ichiさんが仰るように、それは喜びに満ち溢れたものでした。今のように、キュングの最高傑作とも言えるコントラバス・リコーダーなどない時代でしたので、その喜びと言ったら格別なものでした。
『羊飼いが新米だったら』・・・響きとしては8"の方が好みです。声楽曲をそのままの音程で演奏しようとすると皆8"になってしまうので、あれこれ考えて、曲集として通して聴く際に、飽きないようにという配慮もしながらですね。
ichiさん、続きです。
『こおろぎ』・・・こおろぎは、こうろぎですから。(#^.^#)
前回5年前の演奏が、田舎人のコテコテ演奏だったとするならば、今回の演奏は、田舎人が都会に出て色んな刺激を受けてからの演奏・・・と言ったらいいでしょうか。『ひばり』も含めて、演奏がちょっと優等生過ぎるかなとも思って、"やらせて"もらいました。
こおろぎは、こうろぎですから。(#^.^#)
ichiさん、続きです。
『インスブルックよ さようなら』・・・aostaにichiさんと同じことを言われました。この曲、中学生の頃に音楽の先生が率いるリコーダー・カルテットの演奏で聴いて、しびれてしまいました。その後、声楽アンサンブルでの演奏をFMで聴いてまたしびれて・・・。そうですね、歌の印象が強いですね。また歌いますか? もし歌ったら、こっそり入れておきます。(^_^;)
ichiさん、ありがとうございます。
さすがに圓生さんの域には、まだま達していませんから。(沙*・ω・)
創作意欲に満ちている・・・そおうとも言えますね。
あれ、で、こうろぎは、どっちなんだ?
こおろぎの演奏は私は、あまり好みではありません(笑)
でも守りに入らない創作意欲は買います!! こんな感じです。
ichiさん、ありがとうございます。
それは全然構いません。
もし僕がこの曲を歌う、もしくは合唱で指揮をするとすれば、"El grillo"の"gri"の音節では、思いっきり巻き舌を使う(要求する)と思います。今回の演奏では、代わりに"El"のところで使ったということですね。
ところで、都会のストイックな「ひばり」はどうですか?
ひばりは前回のも今回のも両方の良さがあると思います。好みでいうと根が地味な性格なので、今回の演奏を選びます。派手な装飾が無くてもアティキュレーションが考えられていて音がしっかりしていればここまで聴かせられるといういい見本なんじゃないでしょうか。品がありますね。ただし、演奏とは関係ありませんが、品がある=都会的ではないと思います。最近は都会の方が品がないと思います。さて、褒めすぎはいけないので、アテニャンの舞曲かなにかで辛口のコメントを用意しなければなりません。
ichiさん、ありがとうございます。
そうですね、どちらも私には"ひばり"に聴こえます。
> 好みでいうと根が地味な性格なので
あら、今日の私が、KENZOの真っ赤な(やや深紅の)ポロシャツを着て演奏しているのが見えましたか?
> 品がある=都会的ではない
メモしておきたいと思います。
> アテニャンの舞曲かなにかで辛口のコメントを・・・
お~コワ! (´;ω;`)
アカペラでくるとは、参りました。
今こそ別れは、歌でちゃんとしたものを聴いたのは初めてかも知れません。とても新鮮です。インスブルックは違うアレンジがまた良いですね。ただ、コメントを書いているうちに、きけトランペットになってしまった...ここは温度差がありすぎますね(笑)
ichiさん、ありがとうございます。
見つかっちゃいましたか・・・。
詳しくは(と言っても大して詳しくは書きませんけれど)別立てのブログの本文で書きますが、声楽作品の楽譜サイトがありまして、そちらから楽譜を入手しました。現代人が楽譜作成ソフトを使って書き直したものですが、北御門文雄さんによるリコーダー四重奏用の楽譜とは、ところどころ音型が異なっています。ichiさんがおっしゃっるように、その辺りが私にも新鮮でした。
> コメントを書いているうちに、きけトランペットに・・・
そうですね。歌をアップして初めて聴いてみた時に、私も同じことを感じました。ですので、収納場所を変えてみました。(⇒URL)
ichiさん、ありがとうございます。
きっと何か仰りたいことがあったのに、ブログが書かれていないことにヤキモキされていたことでしょうね。すみませんでした。
やっと個別のブログを書きましたので、それぞれの曲に関するコメントへのお返事は、そちらで書かせてもらおうと思います。(^^♪