[Studio-Papalin] SP-0009・10 バッハ / ブランデンブルク協奏曲 全集

【Papalin演奏CD 第9作】 バッハ / ブランデンブルク協奏曲 全集(2枚組)
この曲に関する思い出なのですが、私は子供の頃からクラシック音楽が好きでした。オペラや弦楽四重奏曲は、まだ理解力が乏しかった子供の頃には聴きませんでしたが、その他のジャンルは選り好みせずに聴きました。レコードやFM放送でクラシック曲の演奏を聴いたときに感じることの中で、「この曲は宇宙的な曲だ」と直感的に思う曲がいくつかありました。それは誰の指揮のいつの演奏録音かということも大きく関係しているのですが、今それらを思い出してみると、カラヤン&ベルリン・フィルによるヴィヴァルディの四季、同じ組み合わせのモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、そして誰の演奏だったのか思い出せないのですが、このブランデンブルク協奏曲でした。そう思ったのは、第5番でした。
10代の頃に好きだったのは、第5番、4番、2番の順でした。あとの3曲は一緒です。しかし今回自分で全ての曲を演奏してみて、今の年齢の私の好みを敢えて順序をつけますと、第1番、5番、3番、6番、4番、2番の順になります。3番や6番といった恐らくこの6曲の協奏曲の中ではバッハが初期に書いたと思われる渋めの曲の好感度が上がりました。よく歳をとると、弦楽四重奏曲が好きになるということを読みますが、一歩手前まで近づいたといったところでしょうか。第1番がもっとも気に入ったのは、多彩な楽器を用いた編成で、特にホルンの使い方が面白いなと感じたからです。そしてこのホルン・パートをバス・リコーダーで演奏しましたら、何とホルンの音のように聴こえるではないですか。自分の耳がひいきめに聴いているからなのかもしれませんが、これには驚きました。
第4番に関しては、リコーダー愛好家でしたら注目する曲だと思いますが、この曲と殆ど同じにバッハがチェンバロ協奏曲を書いているのはつい最近知るところとなりました。こちらは長2度上げてのト長調ですが、併せて収録しています。 (Papalin)
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