◆IL DIVO◆ 【沖縄】 (+2) モクマオウのトンネルを抜けて (やちむん)
≪毎日がコンサートの本番です≫

Mokumaono Tonneruo Nukete / Yachimun
URL : http://papalin.yas.mu/W265/#M001V32
◇公開日: 2013年5月17日
◇演奏時間: 4分58秒
◇録音年月: 2013年5月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
アルト笛さんがお好きな歌だそうです。(^^♪
モクマオウという言葉そのものを知りませんでした。
曖昧さを指摘されてはいますが、Wikiから引用させて戴きます。
モクマオウ科(木麻黄、学名:Casuarinaceae)は被子植物の科の1つ。モクマオウなど、およそ65種が含まれるが、属の数は1属から4属まで研究者によって異なる。熱帯の砂浜で「マツ」と間違われる植林は、モクマオウの場合がある。マツとは類縁は薄い。
乾燥に適応し、海岸や乾燥地に多い。根にはフランキア属の放線菌が共生し窒素固定している。葉は鱗片状で輪生し、トクサ類のようにも見える。花は単性。雌花は無花被で苞に囲まれ、花序は球果状になる。雄花も痕跡的な花被と雄蕊各1個しかなく、花序は尾状。
オーストラリア、マレーシア、ニューカレドニア、フィジー、マスカレン諸島に分布する。日本には元来自生しないが、南西諸島、小笠原諸島に導入されたものが野生化している。
こちらのサイトでは、樹形や花や葉の詳細を写真で知ることができます。
地元の人にとっては何気ない樹木なのでしょうね。でもこうして歌のタイトルや歌詞に登場しますと、突如脚光を浴びるようになったりします。沖縄って琉球言葉もそうですが、やはりその地にしかないものが沢山あるのですね。例えば私の住む信州では独特のものって、沖縄に比べたら格段に少ないように思います。歌の歌詞になりうるようなものも。
音域の非常に狭い歌であることと、ピアノの左手の伴奏(そうそう、戴いた楽譜はピアノ譜です)がずっと同じ形で進行していくことなどに特徴のある歌(もしくは編曲)だと感じたのですが、さてリコーダー・アンサンブルでどう表現したものかとちょっと思案しました。ほぼ思いつきでしたが、逆説的にオクターブ上げてそのまま演奏することにしました。沖縄のゆったりと豊かに進む時間・・・そんな感じが果たして音をオクターブ上げて表現できるかなという不安もあったのですが、なんとなく、ほんわかした感じになったように思えてホッと胸をなでおろしました。ミックスダウンの際には、高音のソプラノ・リコーダーの音は、かなり絞りましたけれど。(^_^;)
楽譜は、アルト笛さんから頂戴しました。
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
松の木みたいなのに 近づいてみると スギナみたいに節が。。。
他にも知りたい木はいっぱいありました。。。 アルト笛さんにも感謝です!
たまきさん、ありがとうございます。
リンクしたサイトの写真は大きくて鮮明で、素晴らしいですよね。ほかにも沢山の植物が紹介されていました。
私もこの「モクマオウ」をどこかで見たことがあるように思うのですが、あるとすれば植物園でしょう。沖縄や奄美などの南国を訪れたことはありません。葉の形状が独特ですよね。ドジョウインゲンみたい。(^_^;)
Papalinさん、リクエストに応えてくださってありがとうございます。PCごしに聞くと、ラジオでリクエスト曲がかかったみたいに「おぉ~」って感じです(笑)
音域の狭さに触れておられて笑ってしまいました! リコーダーで演奏するには変化が付けにくいですよね…、変なリクエストをしてすみませんm(__)m
やちむんの奈須重樹さんはちょっと素人っぽい素朴な歌声の持ち主でして、彼が歌える範囲の音域なんですね。リコーダーの演奏で聞くと、やちむん音楽にしてはとても洗練された感じですね~(*^^*)
夫婦で楽しませていただきました。ありがとうございました!
この場をお借りして…
>たまきさん
お役に立ったみたいで良かったです!
これからまた沖縄に行かれることがあったら、CDショップで「やちむん」のを探してみてください。やちむんとは沖縄の焼き物のことらしいのですが、「ちむ」は「肝、人の情」という意味もあり、それを込めた名前らしいです。面白くて変な歌がいっぱい入っていますよ~(^^;)
アルト笛さん、ありがとうございます。
戴いたコメントを拝見して、中学高校の頃を思い出しました。山間の信州では、AMラジオが殆ど入らなくて、雑音の方がはるかに大きな音だったのですが、それでも耳ダンボにして番組を聞いていました。FM放送は当時はNHK-FMだけでしたが鮮明に入りました。どちらでもリクエスト番組があり、よく聴いていましたけれど、そういえば、自分はリクエストなるものは一回もしなかったなぁと・・・。もしリクエストの(当時は)葉書を出していたら、自分がリクエストした曲がかかるのではと、ハラハラドキドキしたのでしょうね。(^^♪
音域の狭さについてですが、他の管楽器に比べますと、リコーダーの音域は格段に狭いですよね。しかもルネサンス・リコーダーなんて輪をかけて狭い。そんなリコーダーという楽器で演奏しても感じたことです。歌の場合、大抵はサビから音がパ~ンと上がって盛り上がりを感じさせるというのが一般ですが、この歌、そういう定番みたいなものを敢えて外していて面白いなと思いました。(^^♪
お二人並んでラジオならぬPCの前でお聴き戴いている姿を想像しました。
> アルト笛さん
モクマオウ と やちむん
覚えておきます! 次に行くのは 卒業式のときかもしれません。。。
たまきさん、ありがとうございます。
私の基本方針は、楽譜から音楽を感じ取る・・・というものなので、演奏前に"聴く"ことは殆どありません。それはルネサンスやバロック、クラシック音楽も同じです。聴いてしまうと、どうしてもそれが耳に残ってしまうんですよね。聴いてからじっくり自分の中で音楽を醸造させて、時間を経て演奏録音できればよいのですが、短時間で"モノ"に仕上げるには、聴かないで読んだ方がいい・・・これが私の基本方針となりました。
恐らくこの曲も、歌手がじっくりとそしてしみじみと歌うのではないかと思いまして、そう演奏してみました。この手の楽譜はみなそうですが、歌手は楽譜通りには歌わないと思います。そしてそれをピアノ譜にする編曲家も、歌手が歌っているようには書かないと思います。そういうことが前提だということを知っていれば、あとはどう演奏しようが、それは演奏者の感性だと思います。歌手が楽譜から見ると崩して歌うようにリコーダーで演奏してもいいし、楽譜通り、またはそれに近い自分の"真似ではない"即興があってもいいと思います。(^^♪
お子さまでしょうか、遠くで学んでいらっしゃるのですね。(#^.^#)