◆IL DIVO◆ ペトルッチ / 150曲の曲集C (Canti C) 【033-058】
≪毎日がコンサートの本番です≫

Ottaviano Petrucci (1466-1539) / Canti C Numero Cento Cinquanta (1503/4)
URL : http://papalin.yas.mu/W130/#M102V33
◇公開日: 2013年7月18日
◇演奏時間: 1時間52分17秒(トータル)
◇録音年月: 2013年7月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
ルネサンス時代の音楽を作曲家別のページを作って整理しています。IL DIVOPapalinの音楽室のトップ・ページが、随分と"長く"、"深く"なりましたでしょ? そこで、目次のようなものも作ってみました。(#^.^#)
でもってその作業をしている際に、『あれ、コンポス・ムジカーレだけぢゃなくて、ペトルッチの"Canti C"も途中までしか演奏してないじゃん!』 ということに気づきました。いやまてよ、これは150曲もあって、たしかエオリアンさんの現代譜の作成が途中だったんだっけ。やれやれと思ってエオリアンさんのサイトを訪れてみましたら、あら、続きが出来てる! ということで、こちらにも取り組む必要が出てきたという次第です。(^_^;)
直前に演奏していたコンポス・ムジカーレの方はみな3声でした。一方こちらの方は4声です。3声の作品の演奏に手応えを感じていましたので、こちらを1、2曲演奏した際には、何かしっくりこないでいました。その理由は何なのかはわかりません。暑さにやられたわけではないことだけは確かですが、何かが違うんですよね。
まぁ乗りかかった船ですので、最後まで --- 楽譜が公開されている分の最後まで --- 演奏することに決めました。演奏を続けているうちに、楽曲そのものの魅力といいますか、コムポスの方には珍しかった、しつこさみたいなものが出てきて、そのうちに楽しめてきました。40番なんかは面白いですよね。
そんな感じで、そうは言っても暑い中をエアコンのないスタジオで演奏し続けましたが、最後の2曲が物足りません。まるで素人が作ったかのような有節歌曲っぽい曲。一つはハインリヒ・イザークの曲ということで、ちょっと残念に思いました。この時代の曲が大好きな私としては、非常に後味が悪いです。59番以降の楽譜が登場するのを楽しみに待つことに致しましょう。それにしても、ペトルッチのパート単位で書かれた譜面からスコアを起こし、特定のパートのある箇所だけ3連符になっているようなところまで解析しながら、こうして現代譜にトランスクライブし、更にアクシデンタルまで考察して下さるエオリアンさんには、本当に頭が下がります。私の演奏は歴史には残らないでしょうけれど、彼の業績は世界的な歴史に名を残すに違いありません。m(_ _)m
楽譜は、エオリアンさんから借用しました。
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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