◆IL DIVO◆ グリーグ / 君を愛す Op.5-3 ★9000曲記念★
≪毎日がコンサートの本番です≫
Edward Grieg (1843-1907) / Melodies of the Heart Op.5 3. I love but thee / Ich liebe dich
URL : http://papalin.yas.mu/W233/#M005
◇公開日: 2013年7月24日
◇演奏時間: 2分36秒
◇録音年月: 2013年7月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
ayaさんから、明確なリクエストを頂戴しました。
娘さんだった頃に歌われたとのことで、今でもピアノで弾き語りされる大好きな歌だそうです。
歌詞はデンマークの生んだ世界的な童話作家・詩人であるアンデルセンがデンマーク語で書いた詩(Jeg elsker Dig)です。私にはデンマーク人の知人がいまして、彼の名はAndersenといいます。あるときAndersenはデンマーク語ではどう発音するのか訊いたことがあります。耳をそばだてて聞いた音を、あえてカタカナにするなら、"アンナスン"が近かったように思います。しかもアクセントは最初の"ア"にありました。
つまり、私はデンマーク語はからっきし発音できませんので、上に書いたデンマーク語の表題もカタカナにできません。ということで、ホルスタイン・フォン・フランツが訳した(歌詞をつけた)ドイツ語で歌いました。日本語の歌詞でなくてまだよかったのですが、ドイツ語で歌ってもこの歌詞はかなり赤面します。ちなみにこの歌はグリーグがソプラノ歌手であった婚約者にプレゼントした歌ですって。 ホo
Jeg elsker Dig (デンマーク語)
Min Tankes Tanke ene du er vorden,
Du er mit Hjertes første Kærlighed.
Jeg elsker Dig,som Ingen her på Jorden,
Jeg elsker Dig i Tid og Evighed!
私の頭の中は あなたのことで一杯
あなたは私の心の初めての恋人なのですから
愛しています この世の誰よりも
愛しています いまこの時も そして永遠に!
Ich liebe dich (ドイツ語)
Du mein Gedanke,du mein Sein und Werden!
Du meines Herzens erste Seligkeit!
Ich liebe dich wie nichts auf dieser Erden,
Ich liebe dich in Zeit und Ewigkeit!
Ich denke dein,kann stets nur deiner denken,
nur deinem Glueck ist dieses Herz geweiht,
Wie Gott auch mag des Lebens Shicksal lenken,
Ich liebe dich in Zeit und Ewigkeit!
あなたは私の心 あなたは私のすべて!
あなたこそが私のはじめての喜び!
愛しています この地上の誰よりも
愛しています 時の続く限り 永遠に!
あなたのことだけを考え続けて
あなたの幸せに この心を捧げます
もし神様が人生にどんな試練を下されようとも
愛しています 時の続く限り 永遠に!
楽譜は、ayaさんから頂戴しました。
変ロ長調の楽譜でしたが、私は全音上げて原調のハ長調で演奏しました。
楽譜は、IMSLPにもあります。
使用楽器 (A=440Hz)
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
日本語の歌詞、初めて知りました。(私の楽譜には無かった)
昔、理解出来たのは「Ich liebe dich」位でしたが、きっと歌詞に関係ない所でこの曲が気に入ったのかも。
初めてこの曲を聴いたのはドイツ語でバリトン歌手の歌でした。
伴奏の流れと和音に感激し、その上に乗ったメロディーのドイツ語が歌詞としてではなく「音」として聞こえました。
うまく書けませんが、そんな感じってありません?
アンデルセンさんごめんなさい、ですけれどね。
久しぶりに聴いて、やっぱり好きな歌だと再確認しました。
「娘の頃歌った」は間違い。
「下手なピアノで小さな声で囁いていた」が正解です。
ayaさん、ありがとうございます。
そういうこと、ありますよね。意味のわからない外国語の歌でも歌えるようになってしまうのは、歌詞を音として捉えるからだという説もあります。
私もこの曲はドイツ語の歌詞で知っていました。原語はデンマーク語だったこと、しかも歌は1番しかなかったこと・・・初めて知りました。
> 「下手なピアノで小さな声で囁いていた」が正解です。
その行為は、立派に「歌う」行為に含まれます。(^^♪
ichiさん、ありがとうございます。
どんな音楽を聴いて奏でて青春を過ごしてきたかというのは、その後の人生とか人柄とかに影響するものなのでしょうか。私も青春時代に色んな音楽を聴いてきましたけれども、今はこうして、ヨーロッパ中世だのルネサンスだの、そんなロマンチックとは程遠い世界の音楽に浸っています。(^_^;)
実はayaさんからリクエストを頂戴したのは少し前のことでした。一応私にも○○ティクルスというようなものがあって、その時にはグリーグのこんなロマンティックな歌を歌うような心境ではなかったのですが、昨日はたまたま気が向きました。もう少し淡々と歌っても良かったかな・・・というのが演奏後日の感想です。あぁ、誤解を招くといけませんね。私は、ロマン派の音楽も古典派の音楽も、その他のジャンルも、気に入った音楽は何でも良しというタイプです。(^^♪
六本木ヒルズのLAVE展ですか。まだやっているのですね。アートにみる愛のかたち・・・ちょっと邪な想像が頭をよぎりました。(^_^;)
コメントの端々から「幸せ一杯感」が漂ってきます。
あの大きな目を細めたichiさんの幸せそうなお顔を想像するだけでこちらも幸せのお裾分けを頂いた気持ちになります。
Papalinさん
ほんとは、少し前にグリークシリーズが一段落していたので、この歌はもうボツなのかなと思っていました。
改めて、ありがとうございます。
9000曲って凄いですね。
8000曲記念が「2013年5月29日」になっていますよね。
えっ? えっ? 今年は何年だっけ?
ayaさん、ありがとうございます。
ichiさんが幸せの中にいることは間違いないのですが、それを絵に描いたように表現して演じてくれているのがスゴイと思います。霧降高原でお会いしたときなど、もうノロケ話(でいいのかな?)でいっぱいでした。ayaさん、もしお会いしたら、きっと、お裾分けなんていうちっぽけなもんぢゃないですよ。(^_^;)
グリーグは、一旦休止しているだけで、目標としては、リコーダーで演奏可能な主としてピアノ曲(+歌)は演ってみたいと思っています。Op.5は、原語であるデンマーク語の楽譜しか見つからなかったので、先送りしていました。グリーグ、私のお気に入りの作曲家の一人です。(^^♪
IL DIVO Papalinの曲数についてですが、更新されない我が家のホームページのトップに「2011年6月現在、3300曲」と書かれています。2年で5~6000曲増えたことになります。単純計算で、毎日7~8曲増えていることになります。我ながら多産ですね。(^_^;)
最近は、IL DIVO Papalinのトップページの下の方に、作曲家別のページを設けていまして、古代・中世からやっとルネサンスの音楽家のページが整ってきたところです。基本的に旧格納場所からそちらへ移動しているのですが、例えば北御門さんのシリーズなどは、北御門さんのページとしても残しておきたいし、作曲家のページにも入れたいし・・・ということで両者に収めました。右のURLにありますように、昔の演奏と、割と最近の演奏が続けて聴けるようになったのは、自分でも面白いと思いますし、枯れてきた感じもわかりますしね。
こどもをバギーに乗せて散歩をしているとひとりで歩いている時より知らない人から頻繁に話かけられます。家内はスーパーに買い物に行ったり、ゴミを捨てに行くたびに声をかけられるものだから、このあたりはお年寄りが多く住んでいるからかなぁ?と分析していましたが、それだけでは無いようです。電車でも声をかけられます。この子はまだ人見知りをしませんし、外に出てよその人を見ると、ガン見しているのです。目があったりするとニカぁと笑います。要するに「か~わいい~」のです!!
な~るほど「お裾分け」なんてちっぽけなものじゃない事がよ~くわかりました。
「ガン見された~い!」
ichiさん、ありがとうございます。
赤ちゃんに聞いてみないと正確にはわかりませんが、赤ちゃんが知らない人と対面した時に、女性より男性の方が怖がられるように思います。声の高さに反応するのでしょうか。男性でも髭をはやした人の方が怖がられるように思います。気品の高さに反応するのでしょうか。
ayaさん、ありがとうございます。
ichiさん、文章ですから、まだカワユイもんです。
会ったら大変ですぜ。
でも、ガン見、いいですね。(#^.^#)
赤ちゃんの話ばかりで恐縮ですが、新しいブログが更新されないのでしかたありません(笑)。・・・ということで、赤ちゃん(うちの)に聞いてみましたので、正確な話をします。赤ちゃんとしては、基本的には新しいモノ好きですので、初めて見るものは大好物です。周りにひげをはやした人はいませんが、毛は好きです。引張るのも好きですし、もちろん舐めます。男の人と女の人はどちらが好きか?うちの場合、家内は別格ですが、他は男なので、誰にでも寄ってきます。寄ってきたらどうするか?とりあえず、舐めます。こっちがソファーに座っていると、立ち上がってひざの辺り。抱っこすると手とか指を引き寄せて舐めようとします。
ayaさん、舐められたいですか?
ichiさん、ありがとうございます。
そう言われてしまったので、あわてて更新しました。(^_^;)
一週間前のサマーコミングル@蓼科で共演させて戴いた、チェロの茂木新緑さん。私の口髭を引っ張るのですよ。「これ本物?」とか言いながら、それもかなり力強く・・・。もちろんお酒が入っての席でのことでしたけれど、興味の対象にTPOを考えずにぶつかっていけるのが赤ちゃんですね。茂木先生とは、髭の件だけでなく、私のためになるお話もたくさん出来ました。
ichiさん、ありがとうございます。
いやいや、お返事を書こうかと思って、最後まで読んだら、これはayaさんへの投げかけコメントだということがわかったので、ayaさんの反応があってからにしようと思って、忘れていました。(^_^;)
ayaさんきっと、言葉もないのでしょう。(^^♪
誰か何か書いて下さらないかなぁ、、、と思っていました。
何度か書きかけたけれど、まさに言葉もなく状態でした。
Papalinさんの「会ったら大変ですぜ」のお言葉、
ヒシヒシと実感が湧いてきてます。でも会ってみたいです。
ただただ雨の様に降って来たichiさんの「**」に圧倒されて言葉を失っただけです。失礼しました。ichiさん=幸せ×∞
算数問題?は書いてみると解りますよね。
最近は滅多に書きませんが、私は全音符は左右、二分音符は上下と書きます。意味通じます? 間違ってるかな?
いつも感じるのですが、やっぱりichiさんの目はデザイナーの目ですよね。すごいし、面白いです。
あの音符の縁取り(?)はいつ頃からあるのでしょうかしらね。ルイエのソナタのファクシミリ版を出してみました。完全に手書きなのにちゃんとあの縁取りがありました。う~んびっくり!!
一つ考えられるのが昔はペン書きですから自然に縁取りっぽく
書けてしまうのかな?
それが音符の形として引き継がれているのかも。
なーんて考えはいかがでしょう。
「グリークの君を愛す」何処か行っちゃいましたね。
Papalinさんごめんなさい。
昔、楽譜用の万年筆を使っていた頃、このペンでは丸い形がひと筆では書き難く、全音符は真横に左右、二分音符は少し斜めに上下、と二つに分けて書いていました。自分で納得、独り言です。
ayaさん、ありがとうございます。
お役に立てたようで、何よりです。(^^♪
是非、会ってあげてください。(^_^;)
ichiさん、ありがとうございます。
知ってましたよ。それは近代記譜法による印刷された現代譜のことですよね。なぜそうなのかの理由までは知りませんけれど。
ところで、そのルネサンス時代の元の譜は、白符定量譜法と呼ばれるもので、その前は黒符定量譜です。更に遡るとグレゴリアン・チャントで知られるネウマ譜になるわけですが、ネウマ譜では明示されなかった音の長さの表記を追求する目的で発展してきました。ところが、同じ音符でも、前後に何が書かれているかとか、3拍子と4拍子では音価が異なるとか、我々現代人が演奏するには、非常に難しいのです。
ちなみに、ichiさんが書かれた「全音符」に「縦棒」をつけると、現代譜では「2分音符」になって、音価が半分になりますが、黒符では逆です。音価を表すロンガ、ブレヴィス、セミブレヴィスなどを学ぶとわかります。
いずれにしても、中世の楽譜をそのまま演奏していた先人は偉いなぁと感じざるを得ません。ある意味で、返り点等が何も書かれていない漢文を初見でスラスラ読むようなものですから。(^_^;)
ayaさん、ありがとうございます。
でも、全くわかりませ~ん。(^_^;)
ichiさん、ありがとうございます。
言われてみて考えますと、そうですね。見事に世界共通の意匠(?)だと思いました。非常口のマークも、国によってそれぞれ違いますしね。あ、これは歴史的に浅過ぎる例でした。
> 音符の活字の初めては、どこでうまれたんでしょう?
印刷、すなわち、同じ形のものを複製できるものの登場とすると、ペトルッチのやや前の時代です。私の音楽室のペトルッチのページ(元はWikipedia)から引用します。
『オッタヴィアーノ・ペトルッチ(1466-1539)は、イタリアの印刷業者である。1501年に印刷されたシャンソン曲集(Harmonice Musices Odhecaton)は、印刷システム(movable type)を使って楽譜を印刷した最初の曲集と誤認されているが、実際には1476年にローマ人の印刷者である Ulrich Han が印刷した Missale Romanum が最初である。にもかかわらず、ペトルッチによる複雑で、かつ小さく印刷された白抜き定量記譜法の印刷技術は並外れたものだった。』
ayaさん、ありがとうございます。
おそらくayaさんのその説が正しいと思います。
楽譜用のペンは、現代で例えると、ラインマーカーをもう少しふにゃふにゃにしたようなもので、太く書ける方向、細く書ける方向、またそれらをグラディエーションしてつなぐことができるものだったのですね。ちなみに、ネウマ譜では、隣接する2音、3音を連続して書く際に、おたまじゃくし(?)を一つ一つ書かずに、びゃ~っとつなげて書かれています。これは完全にペンの都合、理由だったようですね。(^^♪
ayaさん、ありがとうございます。
筆記具に起因する形・・・で良さそうですね。(^^♪