◆IL DIVO◆ 「赤い鳥」童謡 第3集
≪毎日がコンサートの本番です≫

Children's songs "Akai Tori" Vol.3 (by Suzuki Miekichi)
URL : http://papalin.yas.mu/W909/#M003
◇公開日: 2013年8月29日
◇演奏時間: 13分20秒
◇録音年月: 2013年8月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
第3集も、6つの歌が収められていました。
「赤い鳥」のコンセプトを読みますと、どうしても目が詩に行ってしまい
ます。どれも有節歌曲なので、メロディは単純で、子どもが歌いやすい
ものを意識して作っていると思います。
有節歌曲を作る上で、作曲家が大変だろうなと想像するのは、言葉の抑揚とメロディの関係です。
何番の歌詞かによって、それぞれの言葉のイントネーテョンは変わって当然ですものね。
「春の日」、雲を見て"行ったり来たり"と表現できるのは詩人だからなのでしょうか。風向きが変わっていることを暗に表現している詩は、"昨日も今日も"の言葉でわかります。"行ったり来たり"の目線で捉えた詩が寂しさを誘いますね。
「月夜の家」、明治時代の音楽のような節回しです。この曲集には挿絵があるのですが、この曲にはありません。なくても十分光景が目に浮かぶからかもしれません。
「お人形焼く家」、ほんわかした歌ですね。お人形を焼くという意味が、タイトルだけではわかりませんでしたけれど、詩を読んで安堵しました。というのは、ホラー的な詩かも知れないと思ったのです。情けないです。
「赤い鳥小鳥」、この歌は「赤い鳥」のテーマソングなのでしょうか。私にも書けそうな詩を敢えて書いた北原白秋。だから余計に何を感じて何を言いたかったのか、深読みしてしまいます。
「玩具の舟」、冬の歌なのに、とても暖かな歌です。舟はどこへ流れて行ったやら。全体に渡ってのシンコペーションの伴奏の演奏は、意外と難しいです。
「團栗」、言葉遊び。ドングリ? ドンブリ? 間違えずに歌いましょう。そうそう、よく知っている「どんぐりころころ」の歌詞ですが、こちらも意外と間違って歌っている人が多いものです。「どんぐりころころ、どんぶりこ・・・」
工事の騒音をぬうようにして歌いました。
ものぐさなので、第3集の序も画像で・・・。(^_^;)
第1・2集にも増して、序文はヒートアップしています。
楽譜は、手持ちのもの(家人のものは私のもの)を使いました。
楽天に掲載されていましたが、在庫切れになるとリンクも切れるでしょう。
曲目
1.春の日 Haruno Hi (西條八十・成田為三)
2.月夜の家 Tsukiyono Ie (北原白秋・成田為三)
3.お人形焼く家 Oningyo Yaku Ie (北原白秋・内田かずみ・成田為三)
4.赤い鳥小鳥 Akai Tori Kotori (北原白秋・成田為三)
5.玩具の舟 Omochano Fune (西條八十・成田為三)
6.團栗 Donguri (北原白秋・加藤照顕・成田為三)
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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