◆IL DIVO◆ 「赤い鳥」童謡 第7集
≪毎日がコンサート本番!≫

Children's songs "Akai Tori" Vol.7 (by Suzuki Miekichi)
URL : http://papalin.yas.mu/W909/#M007
◇公開日: 2013年9月1日
◇演奏時間: 18分54秒
◇録音年月: 2013年9月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
第7集には、6つの歌が収められていました。
集を重ねるにつれ、ピアノ伴奏譜も趣のあるものが出てくるようになった
ように感じます。今回の第7集は、ピアノが単に歌の伴奏というだけでは
なくて、対等に対話したり、前奏や後奏を伴ったり、見せ場を作ったりして
います。これはリコーダー・アンサンブルに良いかも知れませんね。
「涼風小風」、涼しい歌にはシャープ系の調が似合うと思います。この歌は珍しいホ長調。半音上げれば平易なヘ長調、全音下げればシャープが2つ減ってニ長調。前者だと最高音がFになるので、ちょっと苦しいでしょうか。後者だと、最低音がAになって、これまた低すぎるのでしょう。ということで、ホ長調か変ホ長調という選択になると思うのですが、詩からすると、シャープ系の方が・・・というのは私の印象です。
「人形」、ロセッティの詩を西條八十が訳したものに、草川信が曲をつけました。ピアノで弾いたら、何てことない伴奏なのでしょうけれど、そのままリコーダー・アンサンブルで演奏するには、楽器選択に迷いました。終盤の伴奏をオクターブ上げて書いているところは新鮮でした。
「跳ね橋」、この時代、河川は重要な交通路だったと思います。私の住む地方では跳ね橋はありません。そんな大きな船が通れるような川もありませんし。旅先で跳ね橋に出会いますと嬉しいですね。時間をかけて橋を上げ下げする様が、何とも豊かな時間だろうと思える歳になりました。
「たんぽヽ」、歌詞に負けない、素晴らしい童謡だと思います。この曲もリコーダー・アンサンブル向きかなと思ったので、4フィート・セットで演奏してみました。
「かちかち山の春」、その後のカチカチ山・・・といった感じの詩ですね。実はこの曲集の楽譜集としての完成度はかなりお粗末です。校正を行う人もいなかったのかも知れません。明らかに音が3度ずれていると思われる小節(第24小節)は音を変えて演奏しました。付点だらけの歌は、軍歌にならないように歌わないといけません。
「吹雪の晩」、え、ニ長調なの? タイトルからの直感は外れました、意外でした。ニ長調で書かれた理由は、この詩だから・・・ということですね。 (#^.^#)
道路工事は日曜日はお休みでした。しかし、夏の後半の蝉(ミンミンゼミやアブラゼミ)は元気でした。激しい雷雨も2度ありました。ということで、予定していた2集演奏はできませんでしたけれど、思いがけず内容の来い曲集だったので、満足です。
第7集の序です。
楽譜は、手持ちのもの(家人のものは私のもの)を使いました。
楽天に掲載されていましたが、在庫切れになるとリンクも切れるでしょう。
曲目
1.涼風小風 Suzukaze Kokaze (北原白秋・小山田臺介・草川 信)
2.人形 Ningyo (Christina Georgina Rossetti・西條八十・草川 信)
3.跳ね橋 Hanebashi (北原白秋・草川 信)
4.たんぽヽ Tanpopo (西條八十・草川 信)
5.かちかち山の春 Kachikachiyamano Haru (北原白秋・草川 信)
6.吹雪の晩 Fubukino Ban (北原白秋・草川 信)
使用楽器
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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