◆IL DIVO◆ シュメルツァー / ソナタ I~VI (a8,a6)
≪毎日がコンサート本番!≫

Johann Heinrich Schmelzer (c1620-1623 - 1680) / Sonata I-VI (à8,à6)
URL : http://papalin.yas.mu/W170/#M011
◇公開日: 2013年9月23日
◇演奏時間: 22分36秒
◇録音年月: 2013年9月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
昨日、シュメルツァーのソナタ第5番を演奏しました。第5番ということは、少なくともこうしたソナタが5曲はあるということで・・・、見つけてしまいました。13曲もあるのですね。IMSLPに、IL DIVO Papalinのサイトでもお馴染みのグレイソンさんが、11曲をリコーダー・アンサンブル用に編曲されています。残りの2曲も原曲の編成の楽譜が掲載されています。これは、やるっきゃない!
とりあえず6曲を演奏してみましたが、なかなか興味深い作品たちです。原曲の楽器編成は下記IMSLPのページを参照願いたいのですが、トランペットやコルネット、トロンボーンの入った曲もあれば、弦楽合奏の曲もあります。この時代のヴァイオリン族の使用音域は非常に狭く、リコーダーでもそのまま演奏できる曲が殆どです。ただ全体の音域が広いので、グレイソンさんは多くの曲でソプラニーノを指定していますが、私は多くの曲をオクターブ下げて演奏しています。曲想は、緩急混合の、イタリア・バロックのような感じ、そう、コンツェルト・グロッソのようです。どの曲も非常に明快な音楽で気持ち良いですね。近くの水道管工事のガーガー音が入っていますが、良しとして下さいまし。
1番(8声) 2本のトランペット・パートをソプラノ・リコーダーで演奏しました。華やかです。
2番(8声) 2グループに分かれて演奏することを念頭に作られた曲ですね。
第1グループは弦楽で、2本のVn、Vla、Vc。
第2グループは金管で、3コルネットとトロンボーン。
リコーダー・アンサンブルでも素晴らしい響きがします。魅力的な曲です。
3番(6声) 3番から6番までが6重奏の曲で、編成は2本のVn、3本のVla、Vc、そして通奏低音。
低音から始まって徐々に楽器群が高音の方へ移っていくのが特徴です。
4番(6声) いかさまですが、サブ・グレートバス(オクターブ・チェンジ機能)を使いました。
これも魅力的な曲です。短調から長調への移ろいが何とも言えません。
5番(6声) テイク2になるので、楽譜通りの楽器(4フィート・コンソート)で演奏しました。
6番(6声) こうしたバロック曲は、これでもかというくらいの装飾(特にトリル)が似合いますね。
楽譜は IMSLP から借用しました。
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー メック ボックスウッド
全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・グレートバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
ichiさん、ありがとうございます。
そうですか。2テイク演奏してみて良かったです。
耳で聞いても、その違いは明らかだと思います。テンポの差は然りですが、テイク1は8フィート、テイク2は4フィート、でもこの2つは楽譜が違います。週末に東京で行うのは、前者の4フィート版です(皆さんの希望があれば、8フィートで演奏するかもしれませんが)。後者はグレイソンさんのアレンジによるものなので、トップがソプラノ・・・のように、微妙に異なっています。
私は、テイク1の疾走するようなテンポが好きかなぁ・・・。(#^.^#)