◆IL DIVO◆ ヒンデミット / プレーンの音楽の日「夕べの音楽会」 トリオ [442Hz A]

≪毎日がコンサート本番!≫

画像
Paul Hindemith (1895-1963) / Plöner Musiktag, D: Abentkonzert 5: Trio for Blockflöten (1932) [A=442Hz in A]
URL : http://papalin.yas.mu/W215/#M009

 
  ◇公開日: 2013年10月02日
  ◇演奏時間: 9分23秒
  ◇録音年月: 2013年10月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




テイク2まで演奏しますと、やはりヒンデミットが耳にした原調での演奏をしたくなります。手元の楽譜は原調を短3度上げたものなので、いつもなら得意のヘ音記号読み・・・という技が使えるのですが、調性のはっきりしないこの曲では、臨時記号が多すぎてギブアップです。そこで楽譜作成ソフトで作られたファイルを取り寄せ、調性一発変換で、にわか楽譜を作って演奏しました。

ヒンデミット自身がこの曲を演奏したとのことですが、興味深い一文がありましたね。それは「当時一般的だったA管アルトと、2本のD管テナーで演奏した」ということです。なるほど、それらの楽器で演奏したら、運指もよりスムーズになるなぁと思いました。私は楽器を持っていませんので、F管アルトと2本のC管テナーで演奏しました。テンポはこのテイク3がヒンデミットの指定テンポに一番近いでしょう。落ち着いた雰囲気になりましたね。

音が間違っていましたら、ごめんなさいします。



楽譜は、Schott社のED 10094-01を使用しました。ヒンデミット全集に基づく版は、こちらにあります。


使用楽器

   1st   アルト      メック      オリーヴ
   2nd   テナー      全音      チェリー
   3rd   テナー      全音      チェリー




Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



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この記事へのコメント

ichi
2013年10月03日 12:31
実験お疲れ様です。
音が低くなって、テンポも気持ち遅くなってというのが必然のように感じました。演奏するたびに早くなるの法則は、今回は成立していませんね。3回目の演奏がいいと思います。
yuri
2013年10月04日 01:15
原調の響きは一番心地よいですね。
19世紀には影が薄くなってしまったリコーダーも20世紀になりドルメッチによるリコーダーの制作、そしてこのヒンデミットなど現代の作曲家によるリコーダー曲などが出てきて再びリコーダーにも目が向けられるようになったようですね。
この曲の出逢いによってまた一つ成長できたような。
ichi
2013年10月04日 12:21
上のコメントは非常に落ち着いていたので、Papalinさんのコメントだと思っていたら以外や以外来週お誕生日を迎えるyuriさんではナイデスカ!まだ四捨五入できるのでしょうか?
それはさておき、今回の合宿は完全に計画に乗っかって楽してしまいましたが、来年はPapalinの芸術シリーズからジャズのチョイスもありじゃないですか?ハードルが一気に上がりますが・・・なんてね。
Papalin
2013年10月05日 06:57
◆◆ 3回目の演奏がいいと思います。

ichiさん、ありがとうございます。
演奏した本人としては、実験をしたつもりではなくて、最初の415での演奏は直感的に決め、ついで442inCはクライアントの要望で、そして最後の442inAは、作曲者と音楽を共有してみたくて…という、それぞれの動機があってのことでした。まぁ実験と言えばそれもそうかも知れません。

私としては、音高を別にすると、テイク2のイメージがしっくりきます。各楽章には、テンポ指定がありますが、ヒンデミット自身のものなのか疑問が残ります。。一方、第1曲がAllegro、第2曲がVivaceという変化をつけたかった…それがテイク1の反省でもありました。

音高的にはテイク3ですかね。楽譜に書かれたテンポに忠実なのがテイク3でもあります。A管アルト、D管テナーがほしいと思いましたけれど、あまりというか、殆ど出番はなさそうですね。(^_^;)
Papalin
2013年10月05日 07:05
◆◆ 20世紀になり…再びリコーダーにも目が向けられるように…

yuriさん、ありがとうございます。
お、よく勉強していますね。イギリスのドルメッチによるリコーダーの復活の話は割と有名ですが、ヒンデミットが絡んでいたとは、今回の曲を調べていて知りました。ドルメッチにしても、1750年頃にほぼ終息したと言われるリコーダーのオリジナル音楽を再現することだけでなく、往時の、つまり"現代の"新しい曲も欲しかったのでしょう。ヒンデミットの功績は意外と大きかったのかもしれません。

ところで、この曲を演奏されるのですね。やや無機的と思われるかもしれませんが、動機(テーマ)は明快だし、調性も感じるし、デュナーミクも楽譜に書かれた通りに演奏するのが"自然"だと思うし、名曲です。この手の曲は、各音の高さを正確に演奏できることが人に聴いて戴くための条件だと思うので、そういう意味では、先日のルネサンスやバロックの曲でのハーモニー作りの訓練が役立つことでしょう。応援しています。(#^.^#)
2013年10月05日 07:20
◆◆ Papalinさんのコメントだと思っていたら…

ichiさん、ありがとうございます。
私のお返事がやや滞ってしまい、申し訳ありません。そう、yuriさんからのコメントでした。

お、早くも来年の合宿の計画ですね。ジャズ・アレンジの曲、実は今回の合宿でも取り上げようかと思いました。断念した理由は、他にリクエストされた曲や私が挙げた曲だけでも手一杯だろうと思ったからです。

スタジオ・パパリンから、ジャズ・アレンジによるアンサンブル楽譜がいくつか発売になりましたので、お気に召しましたらどうぞ。

> 来週お誕生日を迎えるyuriさん…

ご本人もこのichiさんからのコメントを読まれていることでしょうから、私から申し上げることはありませんが、若そうに見えますが、高校生のお嬢様がいらしゃることは確かなようですので、少なくとも36は過ぎていると思われます。(^_^;)

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