◆IL DIVO◆ 30: 『楽譜の歴史』 近代記譜法 【リヒャルト・シュトラウス自筆楽譜】

≪毎日がコンサート本番!≫

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Music Gallery 4.Modern staff notation - 4.Richard Georg Strauss original score
URL : http://papalin.yas.mu/W708/#M134

 
  ◇公開日: 2013年10月21日
  ◇演奏時間: 1分26秒
  ◇録音年月: 2013年10月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。





リヒャルト・シュトラウスの自筆楽譜なんて、想像もできませんでしたが、クシュクシュっと書く人だったのですね。でも筆に迷いは感じません。しかもスケッチ楽譜だということなので尚更です。



【70.ドイツ語モテット Op.62 (リヒャルト・シュトラウス作曲) (20世紀 ドイツ)】

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リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の独唱と合唱のためのドイツ語モテット(作品62、1913年作曲)への自筆スケッチです。その下端には、何らかの作品のためのメモでしょうか、二つのオーケストラの編成表が記入されています。一見投げやりのようで、実は細心な筆づかいです(遠山音楽図書館所蔵)。

皆川達夫さんは投げやりに見えるかもしれないがと書かれていますが、私はオノマトペでクシュクシュと書きましたが、投げやりとは感じませんでした。むしろ迷いのない筆づかいに感心しました。

この曲、私はリコーダー・コンソートで演奏しましたが、是非とも混声合唱で歌ってみたい、そんな気持ちにさせる魅力を感じました。独唱者はSATBの各5人、合唱はSATBの各パートがそれぞれ4つに分かれる16重唱、こういう複雑な音で構成される音楽は、先に挙げたビーバーの53重唱の音楽とは明らかに異なります。時代も違いますし。演奏したのは譜例に載っている中間部だけですけれど、演奏した音を聴いていますと、リヒャルト・シュトラウスはこのモテットを悩みながら生み出したという感じは全くしません。流れるようにとまではいかなくても、溢れ出てくる音符を書き留めたという感じさえします。



楽譜は、音楽之友社のISBN4-276-38008-1 C0073を使用しました。



使用楽器

   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   ソプラノ         フェール         パリサンダー
   アルト          モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          モーレンハウエル   キンゼカー(メイプル)
   テナー          メック           ボックスウッド
   テナー          全音            チェリー
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル

   チェンバロ       ギタルラ社        フレミッシュ・タイプ
   鍵盤ハーモニカ    鈴木楽器         メロディオン
   ギター          クラシック・ギター
   打楽器         大小ジャンベ、鐘等



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



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