◆IL DIVO◆ ヘンリー・パーセル / 3声のファンタジー Z.732-734
≪毎日がコンサート本番!≫

Henry Purcell (1659-1695) / Fantasies à3 Z.732-734
URL : http://papalin.yas.mu/W189/#M732
◇公開日: 2014年1月20日
◇演奏時間: 8分44秒
◇録音年月: 2014年1月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
ヘンリー・パーセルの作品を演奏していますが、今迄
演奏してきた作品は、いわば想定内の音楽でした。
ところが、このファンタジーのシリーズには驚いています。
1659年生まれのパーセルは、1600年頃にイタリアに誕生したバロック音楽、すなわち、それまでのルネサンス音楽の時代に音の主役であった神から、人間が主役が変わった音楽の影響を大いに受けていたことでしょう。フランス・バロックの影響も同様に考えられます。では彼自身が、それまでの美しいだけのルネサンス音楽からどう脱却し、自分らしさを表現したかったのかを考えるのは、非常に面白いことです。
彼のこのファンタジーを演奏していますと、途中で演奏を止めてしまうことがありました。音を間違えたのではないかと。そこで、複数の楽譜をチェックするのですが、間違ってはいないようです。ではなぜそうしたルール違反とも思えるような音を使っているのか、非常に興味が湧きました。私はこんな風に想像しています。
パーセルがファンタジーといういわば形式にとらわれないある程度自由の利く音楽で目指したのは、ルネサンス音楽の破綻のないホモフォニー(縦)の響きよりも、ポリフォニー(横)における音の流れであったのではないかと感じました。何か既成のものを打破しようとするとき、既成のものを司っているルールを破ってみないと、新しいものは誕生しないと思います。破るとはどういうことか、それは大音楽家のパーセルだったならば、破るためのルールを考えたのではないか。それが縦より横を優先させてみるということだったのではないか・・・。
そんな想いを巡らせてみました。
楽譜は、IMSLPに掲載されたものを使用しました。
Z.732 Fantasy in D minor [arr. br Kompy]
Z.733 Fantasy in F minor [arr. br Kompy]
Z.734 Fantasy in G minor [arr. br Kompy]
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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