◆IL DIVO◆ ヘンリー・パーセル / 1音に基づくファンタジー Z.745

≪毎日がコンサート本番!≫

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Henry Purcell (1659-1695) / Fantasy ipon one note à5 Z.745
URL : http://papalin.yas.mu/W189/#M745

  ◇公開日: 2014年1月24日
  ◇演奏時間: 3分
  ◇録音年月: 2014年1月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




ファンタジー集から一連の曲の演奏ですが、この曲は、
特徴的な作品ですので、個別に取り上げてみました。

「1音に基づく」という日本語より、upon on note という英語の方が意味が分かり易いかもしれません。最初から最後まで、1つの音をあたかも定旋律であるかのように使用した作品ということです。そういう意味では、形式的にはインノミネにも似ています。

実際にはテナー・パート(私はリコーダー譜よりはオクターブ下げて、ヴィオールと同じ音高で演奏しましたので、グレートバス・パートになります)に、最初から最後まで延々とC(ド)の音が書かれています。このCの音を基音にしたり、属音にしたり、色んな位置づけの音にすることによってこうした音楽が誕生します。こうしたアプローチは、ルネサンス音楽の時代よりも、その前の中世の音楽の時代によく行われたように思います。中世からルネサンス音楽への橋渡しをしたデュファイやオケゲムなどもそうでしたね。



楽譜は、IMSLPに掲載されたものを使用しました。


  Z.745 Fantasy upon One Note in F major [arr. br Kompy]


使用楽器

   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル
   サブ・コントラバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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