◆IL DIVO◆ バルトーク / 子供のために 第2巻 No.1-10
≪毎日がコンサート本番!≫

Béla Bartók (1881-1945) / For Children Sz.42, Original Version Book 2 (Based on Slovak Folksongs) [1909]
URL : http://papalin.yas.mu/W266/#M002
◇公開日: 2014年2月19日
◇演奏時間: 8分32秒
◇録音年月: 2014年2月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
クイーンの名作の演奏は一旦ここまでとして、バルトークです。
バルトークの小品が、リコーダーの主として3重奏用にアレンジ
された楽譜が、その昔A5横の版で全音から出版されてました。
その楽譜(まだ消費税もない頃のものでしたが)を使って、2008
年に多重録音をして演奏を公開していますが、原曲のピアノ譜
を使って、いつか再チャレンジしたいと思っていました。
その時がやってきたというわけです。
バルトークが「子供のために」というピアノの小品集を作曲したのは1908年から1909年にかけてで、出版は1909年にされています。たまたまですが、私の最初の演奏は、作曲後ちょうど100年目だったということですね。バルトークはその後、亡くなるまで曲集に手を入れていたようで、改訂版も出版されていますが、今回用いた楽譜は、初版のものです。第1巻、第2巻とありまして、第1巻はハンガリア民謡に基づく作品で、第2巻はスロヴァキア民謡に基づく作品です。バルトークといえば、ハンガリーと連想しますので、今回はそうではない方の第2巻から着手しました。
どの小品も味があり、魅力的です。「子供のために・・・」というのは、その通りだとは思いますが、同時に、子供の頃を過ごしてきた大人のためでもあるのでしょう。
リコーダーでは、曲によって2重奏から5重奏の範囲での演奏となりました。
原音通りに演奏しているもの、全体をオクターブ上げて演奏したものが混在しています。
楽譜は、IMSLP掲載のものを使っています。
1. アレグロ Allegro "All the Girls Will Marry"
2. アンダンテ Andante "I Love Him From Afar"
3. アレグレット Allegretto "A Rose for My Beloved"
4. アンダンテ「婚礼のうた」 Andante "Wedding Song"
5. モルト・アンダンテ「変奏曲」 Molto andante "Bird in Flight"
6. アレグロ「輪舞」 Allegro "Rondo: The Old Witch's Sons"
7. アンダンテ「悲しみ」 Andante "Song of the Rogue"
8. アレグロ「舞曲」 Allegro non troppo "Dance Song: The Lovers Vill and Coo"
9. アンダンテ「輪舞」 Andante "Children's Song: The Blossom Unfolds"
10. ラルゴ「悲しみのうた」 Largo "The Fallen Soldier"
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
フクさん、ありがとうございます。
東欧の音楽は、西アジアを経由して、私たちアジアの音楽とも類似点がありますね。その辺りが郷愁を誘うのでしょうか。