◆IL DIVO◆ 五線譜でたどる音楽の歴史 E:ラウダ (イタリアの賛美歌)
≪毎日がコンサート本番!≫

Music History in Examples. From Antiquity to J.S. Bach (Otto Hamburg) / Lauda
URL : http://papalin.yas.mu/W711/#M005
◇公開日: 2014年3月15日
◇演奏時間: 1分16秒
◇録音年月: 2014年3月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
オットー・ハンブルク(Otto Hamburg)著による『五線譜でたどる音楽の歴史(Music History in Examples. From Antiquity to Johann Sebastian Bach)』に掲載された楽譜を用いて演奏しています。
【E:ラウダ (イタリアの賛美歌)】
11. ラウダ「天には栄光」
Lauda "Gloria in cielo"
ラウダはイタリアの賛美歌であるが、いつも変わらずに繰り返される反復句(ripresa)の付いたいくつかの説から成っている。その起源はアッシージの聖フランチェスコの太陽讃歌にあでさかのぼるが、ラウダは、宗教団体いわゆる「ラウデージ」(laudesi)、後には「鞭打苦行者の団体」で重要な役割を果した。初めは行列の際に合唱指導者と合唱隊が古語にひとつの旋律を歌っていたが、14世紀末頃にはすでにポリフォニーとして作曲されるようになり、祈祷歌(laude spirituale)としていわゆる「ラウデージ組合」の間で非常に長い間用いられていた。
オクターブを越える音域を使い、中間部にその高音を持って来ているあたり、賛美歌であっても抑揚のはっきりとした高揚感を感じる音楽です。高音をうまく使うのは、一見冷静な音楽に思えるグレゴリウス聖歌であってもそう思うことがあります。静かな高まりとも言ったらいいでしょうか。
それにしても、モーレンハウエルのキンゼカー・モデルのアルトは、ソプラノやテナーと桁違いに違って音程作りが難しいのは何故でしょう?
楽譜は、アカデミア・ミュージックから1982年に徳永隆男・戸口幸策による共訳で1982年に出版された
『五線譜でたどる音楽の歴史』を使いました。
使用楽器
ソプラノ モーレンハウエル キンゼカー
アルト モーレンハウエル キンゼカー
テナー モーレンハウエル キンゼカー
バス モーレンハウエル キンゼカー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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