◆IL DIVO◆ 聖金曜日 [A]
[CD・楽譜 Studio-Papalin]
The Music of Passion Week, Holy Week / Good Friday (Category A)
URL : http://papalin.yas.mu/W300/#M201
◇公開日: 2014年4月18日
◇演奏時間: 18分41秒
◇録音年月: 2014年4月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
近頃たまたまラッソの作曲した「聖木曜日のための預言者
エレミアの哀歌」を演奏していたのですけれど、昨日が正に
聖木曜日だったのですね。ということは、今日は聖金曜日
ということです。
たまたまなのですが、こうした運命的な出会いがありますと、今日は聖金曜日にまつわる楽曲を演奏したくなるものです。公開されている楽譜を、IMSLPとChoralWikiで調べましたら、この2つのサイトに掲載されている曲だけでも随分と沢山あるのですね。到底全部なんて演奏できません。ため息をついた後、気を取り直して、今日はカテゴリー:Aと題して、アルファベットAで始まる曲を演奏してみることにしました。
「聖週間」と呼ばれる週は、復活祭前の週のことですが、クリスチャンにとっては一年の中で最も大事な週なのですね。降誕祭よりも復活祭の方が重みがある・・・という意味です。私の家は敬虔ではない曹洞宗のお寺の檀家でしたが、それでも降誕祭すなわちクリスマスは子供の頃から大事な家庭内行事でした。ホール・ケーキは食べられるし、大人になってからは、自分では作れませんが美味しい食事が頂けますし、あわよくば、何かしらプレゼントも貰えたりします(もちろん差し上げたり)。でも一方の復活祭は、日常生活の中でも、今日がその日だと知ることはそうはありません。降誕祭(クリスマス)と違って、毎年日付が異なるというのも、その理由の一つかも知れません。そして、クリスマスのようなチャラチャラしたお祭りものではなく、信者が本当に大切にしているから、面と向かって表に出て来ないのでしょうね。日本でのお話ですが・・・。
さて、西洋音楽の作曲家たちにとっては、復活祭(イースター)のための音楽を創るということは、この上ない喜びだったことでしょう。多くの作曲家が数々の作品を残しています。今回演奏(または過去の演奏の引用)したのでは、全部で8作品です。メンデルスゾーンの以前歌った歌が、聖金曜日のための作品だったということも、今回改めて理解したのですが、それ以外の7曲でも素晴らしい作品と出会うことができました。作品は、16世紀・19世紀・20世紀のもので、途中17世紀と18世紀が抜けているのも興味深かったのですが、音域的に歌えるものは歌ってもみましたので、全部で11曲となりました。
Adoramus te / Gregor Aichinger (1561-1628)
Adoramus te / Gregor Aichinger (1561-1628) [Chorus]
Adoramus te, Christe / Charles H. Giffen (1940-)
Adoramus te, Christe / Charles H. Giffen (1940-) [Chorus]
Adoramus te, Christe / Paolo Agostini (1593-1629)
Adoramus te, Christe / Paolo Agostini (1593-1629) [Chorus]
Al pie de la Cruz (Stabat Mater) / Traditional
Am Karfreitag "Um unsrer sunden willen" / Felix Mendelssohn-Bartholdy (1809-1847)
Am Karfreitag / Viktor Patrik Vretblad (1876-1953)
Animam meam dilectam / Annibale Zoilo (c1537-1592)
Animam meam dilectam / Tomás Luis de Victoria (1548-1611)
楽譜はChoralWiki、およびIMSLPから借用しました。
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
サブ・グレートバス キュング メイプル (+エフェクタ)
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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