◆IL DIVO◆ バッハ / サラバンドと変奏 ハ長調 BWV990
[CD・楽譜 Studio-Papalin]
Johann Sebastian Bach (1685-1750) / Sarabande con partite C-Dur BWV990
URL : http://papalin.yas.mu/W226/#M990
◇公開日: 2014年4月28日
◇演奏時間: 22分25秒
◇録音年月: 2014年4月
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Papalinの音楽室にてお聴き下さい。
バッハのクラヴィーア作品の中から、「サラバンドと変奏」(BWV990)を演奏してみました。タイトルを見たときに、サラバンドの変奏って何だ?サラバンドはゆったりとしたスペインの踊り・・・それはタイトルを見たときのこの曲集全体の印象でしたが、さにあらず。後半の4曲にはアルマンド、クーラント、アリア、ジーグ(ジグエッタ)という他の舞曲のタイトルも付いています。おそらくバッハはこういうのを即興で演奏してしまうのでしょうね。
20世紀まで、長らくこの作品は偽作だとされてきましたが、原曲はリュリの歌劇「ベレロフォン」の序曲だということがわかり、さらにこの作品はバッハによるものだと判明したようです。ということで、原曲であるリュリの序曲をまず演奏してみました。リュリはあくまでリュリ風ですが、バッハの手にかかるとバッハ風の音楽になってしまうので不思議です。バッハはこうした変奏曲シリーズをいくつか作曲していますが、今回この作品を演奏しながら、ゴールドベルク変奏曲を演奏した頃を思い出していました。似ています。バッハの音楽は他でもないバッハの音楽です。そしてバッハは意外と(?)ロマンティックなメロディが好きで、それを題材にして、さらにロマンティックな作品に仕上げられる人だったのです。
楽譜はIMSLPから借用しました。
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・グレートバス キュング メイプル (+エフェクタ)
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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