◆IL DIVO◆ モンテヴェルディ / 5声のマドリガーレ集 第4巻 (1603年)

[CD・楽譜 Studio-Papalin]

画像
Claudio Giovanni Antonio Monteverdi (1567-1643) / Il quarto libro de madrigali a cinque voci (Venice, 1603)
URL : http://papalin.yas.mu/W252/#M006


  ◇公開日: 2014年6月22日
  ◇演奏時間: 50分26秒
  ◇録音年月: 2014年6月
    上のURLをクリックして、
    Papalinの音楽室にてお聴き下さい。



何だかんだ言って、結局第4巻も演奏してしまいました。そりゃそうですよ、11年のときを経て、モンテヴェルディの音楽が大きく変わったはずです。それを見てみたくて、いや、聴いてみたくて、いや、演奏してみたくて。

第3巻の11年後、モンテヴェルディが36歳のとき(1603年)に出版された曲集です。日本では徳川幕府が誕生した頃ですね。それまでコンスタントに2~3年毎に曲集を出版していた彼が、間を11年もおきました。そして出版されたのがこれです。大変身といっても過言ではありますまい。1曲目から内面では興奮しながら、出す音は冷静にと思って演奏しました。

当時、このマドリガーレを私的なサロンで聴いたルーカは、モンテヴェルディという名前こそ伏せていますが、作曲家・理論家のアルトゥージに対して、こう話していたようです。

その構造はとくに不快なものではありませんでした。しかし、閣下もお認めになるでしょうが、そこに取り入れられている新しい規則、新しい方法、フレーズの新しい変転などは粗野で、耳には快く響きません。それらがよい規則 --- その一部は、万物の母である経験に基づき、一部は自然の中に観察され、さらに一部は証明によって立証されます --- を犯すものである限り、それらは真のハーモニーの性質と適性をゆがめるものであり、閣下が昨日仰せられました、人を楽しませるという音楽の目的からはるかに隔たったものであると信じます。

モンテヴェルディは、してやったり!ではなかったでしょうか。



楽譜はChoralWiki掲載のものを使用しました。



使用楽器
   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル
   サブ・グレートバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)
   サブ・コントラバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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