◆IL DIVO◆ バッハ / 平均律クラヴィア曲集 第1巻から

[CD・楽譜 Studio-Papalin]

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Johann Sebastian Bach (1685-1750) / Das wohltemperierte Klavier I, BWV846-869 arranged by Victor Eijkhout (1959-)
URL : http://papalin.yas.mu/W261/#M103

 
  ◇公開日: 2014年6月15日
  ◇演奏時間: 9分25秒
  ◇録音年月: 2014年6月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




久しぶりにイケホウトさんからメールが来ました。バッハの平均律クラヴィア曲集 第1巻から、フーガをリコーダー・アンサンブル用にアレンジしてみた。想像していたよりもアレンジには手こずらなかったよという感想と共に。

早速戴いた楽譜の2曲(12番と18番)を演奏しました。原曲のオクターブ処理が上手いですね。

演奏の感想を頂戴しました。「君のことだから、8フィート・アンサンブルで演奏すると思っていたよ。」
お返事を書きました。「カンマートーン(A-415Hz)のGBとCBは持っていないんだ。」

そのやりとりと一緒に、第4番のフーガの楽譜が送られてきました。嬰ハ短調という嫌な調で、原調のままアレンジされた楽譜です。前の2曲はSATBの4重奏にアレンジされていましたが、今度の作品はGBを加えての5重奏でした。前述の2曲をカンマートーンで演奏しましたので、この曲だけモダンピッチで演奏するのは気が進みません。そこで、GBだけモダンピッチの楽器で半音下の音を演奏することに決めて録音を開始しました。実は半音下の調はハ短調でリコーダー奏者としては比較的馴染みの調です。GBの演奏が上手くいったので、そのときにひらめきました。5声全部をモダンピッチの楽器を使って同じように演奏してみようか。GBの1音だけ出ない音がありましたので、その1音だけCBに参加してもらいました。

というわけで、第4番だけ楽器を変えました。こういうちょっと芸当じみたことを、バロック時代の演奏家は必要に迫られて、当たり前のこととしてやってのけていたと思われます。


【2014.7.28追記】
第18番プレリュードの楽譜が届きましたので演奏しました。原曲は嬰ト短調ですが、ト短調の楽譜でした。この楽譜を使用して、バロックピッチの楽器で演奏しても嬰ト短調にはならずに、嬰ヘ短調になってしまいますので、私のたくらみは既に崩れました。ということでモダンピッチの楽器でそのまま演奏しています。


【2014.8.11追記】
第1番フーガの楽譜が届きましたので演奏しました。原調通りのハ長調でして、リコーダーはT/B/B/GBの四重奏です。当然のことながらGBの最低音Cが重要なわけでして、これもモダンピッチの楽器で演奏せざるを得ませんでした。



楽譜は直接戴いたものを使用しましたが、IMSLPにも一部掲載されたようです。



使用楽器 【12番、18番フーガ】 A=415Hz

   ソプラノ         竹山           メイプル
   アルト          竹山           ボックスウッド
   テナー          竹山            メイプル
   バス           ヤマハ          メイプル


使用楽器 【4番、18番プレリュード】 A=440Hz

   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス      キュング         メイプル


使用楽器 【1番フーガ】 A=440Hz

   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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