◆IL DIVO◆ マニュエル・ジェイコブス / エクローグ(田園詩)

[CD・楽譜 Studio-Papalin]

画像
"The Society of Recorder Players" Official Publication (SCHOTT LONDON) / Manuel Jacobs (fl.1930s) / Eclogue for Three Recorders [SRP.8]
URL : http://papalin.yas.mu/W276/#M008 (ショット社)

  ◇公開日: 2014年7月16日
  ◇演奏時間: 3分44秒
  ◇録音年月: 2014年7月
    上のURLをクリックして、
    Papalinの音楽室にてお聴き下さい。




マニュエル・ジェイコブスについては、ほとんど何も情報を見つけることが出来ませんでしたが、ショット社関係の史料で、1930年代後半から、リコーダーのリバイバルに貢献した人ということだけは分かりました。このThe Society of Recorder Players" Official Publication のシリーズの曲をいくつか演奏してみて、関係者がリコーダーのための新しい作品を重要視していたことが想像できます。それらは、古き良き時代を踏襲する作品であったり、全く別の現代の楽しめる作品であったり、バラエティに富んでいます。

Eclogueとは、田園詩だとか牧歌のことです。おそらく作曲家がインスピレーションを受けて作曲に至ったと思われるEclogueが楽譜に書かれていました。Shelleyの詩です。

   A Widow Bird / Percy Bysshe Shelley (1792-1822)

 A widow bird sate mourning for her Love
  Upon a wintry bough;
 The frozen wind crept on above
  The freezing stream below.

 There was no leaf upon the forest bare,
  No flower upon the ground,
 And little motion in the air
  Except the mill-wheel’s sound.


   夫を亡くした小鳥 / パーシー・ビッシュ・シェリー (Papalin訳)

 すっかり葉を落とした大きな枝で
  小鳥は亡くした夫への愛を嘆く
 凍ったような冷たい風が
  小川の流れを凍らせる

 森の木には一枚の葉もなく
  大地には花もない
 あたりはすっかり静まりかえり
  水車の音だけが聞こえてくる



牧歌というと穏やかな風景を思い浮かべますが、この田園詩はそうではありませんね。



楽譜は、手持ちのロンドンSCHOTT社のピースを使用しました。


使用楽器
   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル
   サブ・グレートバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)
   サブ・コントラバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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