◆IL DIVO◆ バルトーク / 子供のために 第1巻 No.1-10

≪毎日がコンサート本番!≫

画像
Béla Bartók (1881-1945) / For Children Sz.42, Original Version Book 1 (Based on Hungarian Folksongs) [1909]
URL : http://papalin.yas.mu/W266/

 
  ◇公開日: 2014年11月19日
  ◇演奏時間: 10分28秒
  ◇録音年月: 2014年11月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




バルトークが「子供のために」というピアノの小品集を作曲したのは1908年から1909年にかけてで、楽譜は1909年に出版されました。バルトークはその後、亡くなるまでこの曲集にずっと手を入れ続けていたようで、改訂版も出版されていますが、今回用いた楽譜は、初版のものです。

曲集は第1巻、第2巻とありまして、第1巻はハンガリア民謡に基づく作品、第2巻はスロヴァキア民謡に基づく作品です。2014年の2月に、第2巻のスロヴァキア民謡の方を演奏しましたので、今回はハンガリア民謡になります。クラシック音楽界の作曲家たちがこぞって新しい作品を生み出していた頃、バルトークは東欧の民謡に興味を抱き、採集してはこうしてアレンジして曲集としていたのですね。我が道を堂々歩いています。

インターネットでこの曲集を検索しますと、ほぼ全て改訂版によるCDがヒットします。曲によっては初版と改訂版とで全く同じ曲(アレンジ)のものもありますが、不思議なのは曲名が全く異なることです。私が用いた楽譜には英語でタイトルが書かれていますが、これが初版のものの英訳なのか、編集者による命名なのか、検討がつきません。結論としては、楽譜に書かれていたタイトルを用いたわけですが、曲想とは全く異なるタイトルがつけられていたりで混乱しています。その辺の事情をお汲み取りの上、お聴き下さい。なお日本語のタイトルは私が付けたものです。

どの小品も味があり、魅力的です。「子供のために・・・」というのは、その通りだとは思いますが、同時に、子供の頃を過ごしてきた大人のためでもあるのでしょう。

リコーダーでは、曲によって2重奏から6重奏の範囲での演奏となりました。
原音通りに演奏しているもの、全体をオクターブ上げて演奏したものが混在しています。


楽譜は、IMSLP掲載のものを使っています。


  1. アレグロ「お砂糖のように甘く」      Allegro "Sweet as Suger"
  2. アンダンテ「日の出」            Andante "Sunrise"
  3. アンダンテ「昔の友達」           Andante "Former Friends"
  4. アレグロ「優しい涙」             Allegro "Soft Tears"
  5. ポコ・アレグレット「昔の友達」       Poco Allegretto "Former Friends"
  6. アレグロ「田舎の踊り」           Allegro "Country Dance"
  7. アンダンテ・グラツィオーソ「花の歌」   Andante Ggrazioso "Flower Song"
  8. アレグレット「あなたへの贈りもの」    Allegretto "My Gift to You"
  9. モルト・アダージョ「春の踊り」       Molto Adagio "Spring Dance"
  10. アレグロ・モルト「風変わりな花」     Allegro molto "Exotic Flower"


使用楽器 (A=440Hz)

   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          メック           オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル
   サブ・コントラバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
この写真(↓)をポチッと押して下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック