◆IL DIVO◆ バルトーク / ミクロコスモス 第1巻 (No.1-36)
≪毎日がコンサート本番!≫
Béla Bartók (1881-1945) / Mikrokosmos Sz.107, Book I (beginner level) [1940]
URL : http://papalin.yas.mu/W266/#M011
◇公開日: 2014年11月26日
◇演奏時間: 27分20秒
◇録音年月: 2014年11月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
Wikipediaからの部分引用です。
『ミクロコスモス』(ドイツ語:Mikrokosmos, ハンガリー語:Mikrokozmosz)Sz. 107, BB 105は、バルトーク・ベーラが1926年および1932年から1939年にかけて作曲した全6巻、153曲の小品からなるピアノのための練習曲集。ピアノ演奏の教材として企画され、難度が漸進的に上がっていくように構成されている。
作曲に至る動機において、教育的意図が強かったことは明らかだが、既に作曲の最初期の段階において難易度の高い曲を作曲していることから、「教育的」という概念はより広い範囲で理解されるべきであろう。この曲集はピアノ教育の枠を越え、バルトークの音楽語法を知る上でもよい研究材料とされている。
バルトークはピアノ教育にも関心が深く、子供用のピアノ曲集として他に「子どものために」などが、また、ピアノ教則本として「バルトーク=レショフスキー・ピアノ教本」(レショフスキー・シャーンドルとの共著、1913年)がある。これらがやや初期の作品で民族音楽的な傾向が強いのに対して、『ミクロコスモス』はそれら民族的な曲以外にも、対位法を活用したバッハや性格的小品の大家であるシューマンを讃えるとして彼らの作風を模倣した曲や、複数の旋法を使ったものや調性が揺れ動く無調的な曲、複雑なリズム構造を導入した曲など、より広く現代音楽的な曲などの多様な作品を含む。そのため「ピアノを通しての現代音楽への入門書」との評がある。
最初の方の曲は、リコーダー・アンサンブルで行う意味があるのかどうか疑わしかったのですが、先が楽しみなので、付録として付いているApendixのエクササイズも含めて、全曲演奏しました。ピアノではポジションを変えずに弾ける両手のユニゾンから始まりますが、これは2人のリコーダー奏者による音程確認として行う意味はあるかと思います。また、歴史的な旋法による作品があったり、個人的には「シンコペーション」という言葉について再発見があったりしました。音楽の語法や、英語の音楽用語を知るのにも役立ちますね。英語の曲名を日本語に訳しているのは私ですので、間違いがありましたら教えて下さると助かります。
原音通りに演奏しているもの、全体をオクターブ上げて演奏したものが混在しています。
楽譜は、手持ちのものを使用しました。
1. 6つのユニゾン・メロディ 1 Six Unison Melodies (I)
2. 6つのユニゾン・メロディ 2 Six Unison Melodies (II) [2a & 2b]
3. 6つのユニゾン・メロディ 3 Six Unison Melodies (III)
4. 6つのユニゾン・メロディ 4 Six Unison Melodies (IV)
5. 6つのユニゾン・メロディ 5 Six Unison Melodies (V)
6. 6つのユニゾン・メロディ 6 Six Unison Melodies (VI)
7. 付点の音 Dotted Notes
8. 反復奏 1 Repetition (I)
9. シンコペーション 1 Syncopation (I)
10. 交互の手で With Alternate Hands
11. 平行の運き Parallel Motion
12. 鏡に映った音符 Reflection
13. ポジションの交代 Change of Position
14. 質問と答え Question and Answer
15. 村のうた Village Song
16. ポジション交代を伴う平行の動き Parallel Motion with Change of Position
17. 反進行 1 Contrary Motion (I)
18. 4つのユニゾン・メロディ 1 Four Unison Melodies (I)
19. 4つのユニゾン・メロディ 2 Four Unison Melodies (II)
20. 4つのユニゾン・メロディ 3 Four Unison Melodies (III)
21. 4つのユニゾン・メロディ 4 Four Unison Melodies (IV)
22. 模倣と対位法 Imitation and Counterpoint
23. 模倣と逆転 1 Imitation and Inversion (I)
24. 牧歌曲 Pastorale
25. 模倣と逆転 2 Imitation and Inversion (II)
26. 反復奏 2 Repetition (II)
27. シンコペーション 2 Syncopation (II)
28. オクターブのカノン Canon at the Octave
29. 鏡に映った模倣 Imitation Reflected
30. 低音での5度のカノン Canon at the Lower Fifth
31. カノン形式の舞曲 Dance in Canon Form
32. ドリア旋法で In Dorian Mode
33. ゆっくりとした舞曲 Slow Dance
34. フリギア旋法で In Phrygian Mode
35. コラール Chorale
36. 自由なカノン Free Canon
Appendix: Exercises 1a
Appendix: Exercises 1b
Appendix: Exercises 1c
Appendix: Exercises 1d
Appendix: Exercises 1e
Appendix: Exercises 1f
Appendix: Exercises 2a
Appendix: Exercises 2b
Appendix: Exercises 3
Appendix: Exercises 4
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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