◆IL DIVO◆ 風の谷のナウシカ ★12,345曲記念★
[CD・楽譜 Studio-Papalin]
Nausicaa of the Valley of Wind (Piano Solo Album)
URL : http://papalin.yas.mu/W264/#M010
◇公開日: 2015年1月10日
◇演奏時間: 34分59秒(11曲)
◇録音年月: 2015年1月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
あと11曲で、"IL DIVO Papalin"の音楽室に掲載された曲が 12,345曲になるんだ・・・。そのことが頭にあって、11曲からなる曲集を探そうと決めました。でも、その作業は意外にも簡単に終わりました。
不思議なこともあるものです。最初に手にした手持ちの楽譜がなんと11曲収録されていました。それも直前に演奏した「風立ちぬ」の延長線上にある、スタジオ・ジブリの最も初期の作品、1984年に公開された「風の谷のナウシカ」のピアノソロアルバムでした。
<楽しいバイエル併用曲集>として、バイエル60,65,70,80,95番程度の難易度でアレンジされたピアノ用の曲集です。私にはこれらの数字の意味がわかりませんが、要は”そんなに難しくなく”ということを書かれているのでしょうね。そのままリコーダーで演奏しても様になるもの、ちょっとどうかなというものが混在していましたが、スタジオジブリの歴史的な作品を演奏することができました。
リコーダーで演奏する際のキー・ポイントを二つ挙げてみましょう。
一つ目は、ピアノ譜のアルペジオをどう裁くかです。その答えは、ピアノで弾く場合に音を伸ばすダンパーペダルをどう使うだろうか、それを考えるといいと思います。
もう一つは今度はピアノでは表現できない、ロングトーンの演奏です。こうした長い音は、次の新しいフレーズに移行する前の音楽的に重要な場面で使われることが多いですね。そういう時にはノンヴィブラートで入って、後半でヴィブラートを上手く使うと、次に”何か"が来る予感を感じさせます。そうして突入した新しいフレーズ(サビと呼ばれる感動的な高音を使った部分)では、これまたヴィブラートが活躍すると思います。これをピアノで表現するには、トレモロしかないですものね。リコーダーの長所を上手く使って演奏する、それがこれら2つのポイントに共通する基本的な考えです。
1. 風の谷のナウシカ (サウンドトラックより)
Nausicaa of the Valley of Wind (Soundtrack)
2. 虫愛ずる姫 (サウンドトラックより)
The Princess who loves Insects (Soundtrack)
3. 王蟲との交流 (サウンドトラックより)
Contact with the Ohmu (Soundtrack)
4. ナウシカ・レクイエム (サウンドトラックより)
Nausicaa Requiem (Soundtrack)
5. 風の伝説 (イメージ・アルバムより)
The Legend of the Wind (Image Album)
6. メーヴェ (イメージ・アルバムより)
Mehve (Image Album)
7. 谷への道 (イメージ・アルバムより)
The Road of the Valley (Image Album)
8. はるかな地へ (イメージ・アルバムより)
To the Land in the Distance (Image Album)
9. 遠い日々 (イメージ・アルバムより)
Faraway Days (Image Album)
10. 鳥の人 (イメージ・アルバムより)
The Bird Man (Image Album)
11. 風の谷のナウシカ (シンボル・テーマ・ソング)
Nausicaa of the Valley of Wind (Symbol Theme Song)
楽譜はこちらのピアノ譜を基に、リコーダー・アンサンブル用に即興アレンジしながら演奏しています。
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
ソプラノ モーレンハウエル キンゼカー
アルト モーレンハウエル オリーヴ
テナー 全音 チェリー
テナー メック ボックスウッド
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
ichiさん、ありがとうございます。
このピアノのための曲集は、バイエル併用ということで、おそらく普通に(?)ピアノを始めたお子さんだと小学校低学年くらいの技術で弾けるようにアレンジされたものだと思います。いま続けて、もう一つの曲集の方に取り掛かっていますが、そちらはリコーダー9重奏とか、結構厚いアレンジになっています。新しいサウンドトラックの作品も含まれていますので、楽しみです。ボリュームがあるので、なかなか進みません。(^_^;)
ichiさん、ありがとうございます。
なるほど。
言ってみれば、こちらの方は引き算のアレンジです。どの音を残すか。簡単に考えるとそれはベース音は避けられませんが、中間音や対旋律はどうするか。思い切って割愛したところもあって、あるフレーズを本来だったら上にアドリブが入るところを伴奏だけで繰り返えさせられまると、ウッと思うこともありますが、それは実は次のシリーズでも言えることでもありました。何だかだらだらした文章で、これでは何が言いたいのかわかりませんね。
展覧会の絵をピアノ版で聴いたとき…なるほどと思いました。得てしてオーケストラ版の方がダイナミックで色彩に富んでいるので、ピアノ版を後から聴くと物足りないと思われる方が多いようですが、別物、もしくはオーケストラ版の原典だと思って聴くとまた違いますね。