◆IL DIVO◆ アルカン / 全長短調による25の前奏曲 Op.31 No.1,2

 
スタジオ・パパリン [CD・楽譜]  [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]

画像
Charles-Valentin Alkan (1813-1888) / 25 préludes dans tous les tons majeurs et mineurs / No.1,2
URL : http://papalin.yas.mu/W287/#M131V01

 
  ◇公開日: 2016年5月9日
  ◇演奏時間: 2分8秒, 3分17秒
  ◇録音年月: 2016年5月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。




イケホウトさんに教えて戴いた作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカン。
1813年フランス生まれのユダヤ人の音楽家で、もちろんピアノ奏者です。

「全長短調による25の前奏曲」という作品に興味を持ちました。少し前に演奏したブルクミュラー:Johann Friedrich Franz Burgmüller (1806-1874)と年代もほぼ同じ、しかも私が演奏したブルクミュラーの作品は「25の練習曲」ということで、曲数も同じです。イケホウトさんによるアレンジで演奏した代8番が、そのタイトル(海辺の狂女の歌)も印象的でしたので、楽譜を探しました。IMSLPから借用して、全曲演奏してみたいと思っています。

曲集は、長調と短調の曲が交互に配置されていて、長調はハ長調→変ニ長調→ニ長調→…へと、短調は同様にヘ短調から順次半音ずつ上行する配置となっています。その結果、24 曲目で最後の調であるホ短調に到達しますが、最後に冒頭のハ長調に回帰させ、25曲として全体が枠づけられています(ピティナより)。

これはとても楽しみです。私はリコーダー・アンサンブルで演奏しても、十分興味深い作品ではないかと、そんな予感を持っています。


 第1曲:遅く   Lentement (C-Dur)

   タイトルはありません。定型的なリズムの和音の中に、メロディが潜んでいる曲です。

 第2曲:十分遅く   Assez lentement (f-moll)

   タイトルはありません。民族音楽のような魅力のあるメロディに、和音で応えています。


楽譜は、IMSLPから借用致しました。



使用楽器

   ソプラニーノ      キュング         ローズウッド
   ソプラノ         モーレンハウエル   グラナディラ
   アルト          モーレンハウエル   オリーヴ
   テナー          全音            チェリー
   テナー          メック           ボックスウッド
   バス           ヤマハ          メイプル
   グレートバス      キュング         メイプル
   コントラバス       キュング         メイプル
   サブ・コントラバス   キュング         メイプル (+エフェクタ)



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m


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この記事へのコメント

Mさん(FB)
2016年05月20日 09:49
アルカンというと『鉄道』のような超絶技巧のピアノ曲という印象ばかりが強かったので、とても意外でした。
Papalin
2016年05月20日 09:49
ありがとうございます。どの曲からその作曲家を知るかによって、大分印象は変わりますね。私はアルカンに関しては、やっと興味を持ち始めたところです。(^_^;)
2016年06月02日 10:15
アルカンという作曲家の曲は初めて聴かせていただきました。
ピアノ曲が主なんですか? 知らなかった、、。勉強不足でした。
1曲目はほのぼのしていますね、そして2曲目は、、結構好みです。Aの部分は古いアニメの挿入曲みたいで親しめますね。アゴーギグのある中、多重録音ピッタリ合っていて流石、と思いました。
Papalin
2016年06月02日 14:15
◆◆ アルカンという作曲家の曲は初めて

keikoさん、ありがとうございます。
私も知らない作曲家(兼ピアニスト)でした。
ショパン、シューマン、リストと全く同じ世代でした。
当然、お互いに刺激し合っていたことでしょうね。

25曲演奏しましたが、どれも十分にリコーダーで楽しめました。もちろん、ご本家のピアノでも演奏してください。普通、こんな低い音は使わないだろうという意表を突いた作品もありましたよ。

2曲目はどこかの民族音楽のような感じがして、私も好きな1曲でした。古いアニメの挿入曲? )^o^(

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