C.モンテヴェルディ / 5声のマドリガーレ集 第5巻 (No.14-22)
スタジオ・パパリン [CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
Claudio Giovanni Antonio Monteverdi (1567-1643) / Il quinto libro de madrigali a cinque voci (Venice, 1605)
URL : http://papalin.yas.mu/W252/#M007V14
◇公開日: 2018年10月12日
◇演奏時間: 50分48秒(トータル)
◇録音年月: 2018年10月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。
モンテヴェルディのマドリガーレ、生前に第8巻までが出版され、死後に第9巻が出版されました。モンテヴェルディの傑作は、宗教曲やオペラに注目が集まりますが、私はこの全9巻のマドリガーレ集を挙げます。まるで彼が生きた証であるかのような、各年代の作品の推移が非常に興味深いのです。中でもこの第4巻、第5巻は、いわゆるルネサンス音楽からの脱皮を図ろうとした作品たちの集まりです。こうしてモンテヴェルディの足跡に触れることができることを嬉しく思います。
今日は第14曲から第22曲までを演奏しました。モンテヴェルディの苦悩の後に、花開いた感じがします。その経過が、この第5巻と第4巻とで感じられます。
それにしても、この第5巻は、今回演奏した第14番目の曲から通奏低音が付き、しかも声部は5声に留まらず、最終曲などは、9重唱+通奏低音という壮大な曲です。これでもマドリガーレなのだろうか、後半の曲は、レチタティーボを多声で歌っているような作品ですし、いままでのマドリガーレという形式をも変えてしまったのですね。
この第5巻は本当に楽しく演奏させてもらいました。第6巻以降を演奏するのがいつになるかわかりませんが、全9巻、演奏してみようと思っています。
楽譜は IMSLP から借用しました。
使用楽器
ソプラニーノ キュング ローズウッド
ソプラノ モーレンハウエル オリーヴ
アルト 鈴木 ボックスウッド
テナー 竹山 メイプル
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル (+エフェクタ)
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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