【スタジオ・パパリン メルマガ Vol.112 2023/12月号】
スタジオ・パパリン
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
2014年11月から始まったスタジオ・パパリン・ショップのメルマガ。ショップのお客様だけでなく、皆さまにもご紹介したいと思いましてこちらにも掲載致します。
クラシック音楽がお好きで、コンサートによくお出掛けになる生徒さんから、こんなお話を伺いました。彼女は今年コントラバス・リコーダーに挑戦し始めたのですが、12月9日(土)に行われた山形交響楽団の松本公演を聴いたときのエピソードでした。
「オーケストラなどの音楽会には割とよく出かけるのですが、いつもはオーボエだとかフルートだとかトランペットなどの華やかな楽器に目が行ってました。でも今度の音楽会では、コントラバス(弦楽器の)をよく見ていました。オーケストラでは珍しいテレマンのプログラムもあったので、あぁ通奏低音はこうやって演奏するのだなぁということがよく分かりました。」
実は弦楽器のコントラバスはヴァイオリンやヴィオラやチェロの「ヴァイオリン族」の楽器ではなく、「ヴィオラ・ダ・ガンバ属」をルーツにもつ楽器です。フレットはありませんけれど、あの「なで肩」のフォルムは古楽器のガンバ属そのものですし、弓の持ち方もガンバ属の持ち方と同じ(ジャーマン・ボウ)です。バロック音楽の時代には、ヴィオラ・ダ・ガンバのオクターブ下の音で通奏低音を弾いていたのです。一方のコントラバス・リコーダーも最低音を受け持つ楽器なので、通奏低音の演奏出番もあります。演奏法、アーティキュレーション、参考になりますよね。良い経験をされました。(^^♪
スタジオ・パパリン Studio-Papalin
武藤哲也 (山の音楽家 Papalin)
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