【スタジオ・パパリン メルマガ Vol.115 2024/3月号】
スタジオ・パパリン
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
2014年11月から始まったスタジオ・パパリン・ショップのメルマガ。ショップのお客様だけでなく、皆さまにもご紹介したいと思いましてこちらにも掲載致します。
強弱の話です。
私の音楽教室で扱う2つの楽器、リコーダーとオカリナは、他の管楽器のように強弱をつけることが苦手な楽器です、というか殆ど強弱がつけられない楽器です。それはウィンドウェイと呼ばれる、音が出る場所(ラビューム)に至る空気の道が楽器の中に既にすでに設けられているために、ラビューム(エッジ)への息の当て方を変えることが不可能だからです。専門的には管楽器の奏法におけるアンブシュアの手法が殆ど使えません。
さて、楽譜を見ますとfやpなどの記号が目に入ります。fは大きな音で、pは小さな音で演奏したくなりますよね。リコーダーとオカリナでは、fやpを表現するのには、音をどのくらいの長さで演奏するかでその違いを表わします。例えば四分音符をfで表現するときには四分音符の長さで奏で、pで表現するときには四分音符の音価(音符の長さ)の半分くらいの長さ、つまり八分音符くらいの長さで奏でます。残りは八分休符で埋めて帳尻を合わせます。そのように演奏すると、不思議なもので、人間の耳にはfやpに聞こえるのですね。
やってはいけないこと、それは、fで必要以上に息を吹き込むこと、pで息を弱めてしまうことです。前者は音が上ずり、後者は音が低くなってしまいます。音楽である限り「音程」は重要なファクターなのです。(分かりやすくするために誇張して書いています。ご了承願います。)
スタジオ・パパリン Studio-Papalin
武藤哲也 (山の音楽家 Papalin)
★ 過去のメルマガは、こちらからご覧いただけます。
★ スタジオ・パパリンのCD・楽譜販売サイト http://studio-papalin.com/ は、現在購入機能を停止しております。ご希望の方は papalin(@)studio-papalin.com までメールにてお知らせ願います。商品リストもございますので、お気軽にお声をお掛けください。
この記事へのコメント