【スタジオ・パパリン メルマガ Vol.118 2024/6月号】
スタジオ・パパリン
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
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2014年11月から始まったスタジオ・パパリン・ショップのメルマガ。ショップのお客様だけでなく、皆さまにもご紹介したいと思いましてこちらにも掲載致します。
知っていると自信をもって演奏できる楽譜のルール・シリーズ。先月誕生したシリーズの第2回です。(^^;)
今日はスタッカートの話です。スタッカートは「音を短く切って演奏する」ということは皆さんご存知だと思いますが、実はその他に大切な意味があります。それは、スタッカートは多くの場合2つ以上の音に連続してついていますが、そのスタッカートのついている音はすべてが同じ音量、同じ長さ、同じ音質で演奏するという指示でもあるのです。つまりスタッカートがついている音は、どの音にもアクセントをつけないで演奏するということです。ではアクセントをつけたい場合はどうしましょうか。それが楔(くさび)型の記号のスタッカーティシモです。楔の記号のついた音は、鋭く音を切り、その音にアクセントをつけて演奏します。ちなみにスラー付きスタッカート(メッゾ・スタッカート)はそのどちらでもありません。作曲家や時代によって、これらの違いが厳密ではなくなることはありますので悪しからず。
それと、一つ気になることがあります。スタッカートの解説に「音の長さを約半分に…」というのを目にすることがあります。これは正しくないと思います。それぞれの楽曲にとって相応しい長さであるべきで、少なくとも「次の音とつなげないで」という点だけは作曲者や編曲者の意を汲むべきですね。(*^^*)
スタジオ・パパリン Studio-Papalin
武藤哲也 (山の音楽家 Papalin)
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