【スタジオ・パパリン メルマガ Vol.119 2024/7月号】
スタジオ・パパリン
[CD・楽譜] [武藤哲也 リコーダー&オカリナ教室]
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2014年11月から始まったスタジオ・パパリン・ショップのメルマガ。ショップのお客様だけでなく、皆さまにもご紹介したいと思いましてこちらにも掲載致します。
「知っていると自信をもって演奏できる楽譜のルール・シリーズ」第3回です。
今日はテンポと音の長さの話です。テンポは音の長さと相対する関係にあります。そして音の長さは、音符の形によって表現されます。四分音符(♩)や八分音符(♪)などですね。音符自身には絶対的な時間の長さはありません。ある一定の時間間隔にテンポが定められると、音符に絶対的な時間の長さが生まれます。例を挙げます。1小節の中に四分音符が4つあって、かつその1小節に4秒という時間の長さを与えると、初めて一つの四分音符に1秒という時間の長さが生まれます。♩=60の例ですね。
さて、今日お話ししたいのはここからです。この話をしますと「ではこの曲は最初から最後まで四分音符を1秒の長さで演奏しなくてはいけませんか」と勘違いされる人がいます。そうではなくて、この定義は”テンポ”を指しているのであって、音符それぞれの"長さ"のことを言っているのではないのです。音符の長さは曲のキャラクターを表現します。特にバロック音楽や舞曲のような場合は、そのテンポにおける個々の音符をどのような長さで演奏するかは非常に重要です。決定的な表現手段と言っても良いでしょう。
そうそう、先ほどの四分音符を1秒の長さの例で、もし仮に四分音符が30個連続して書かれている曲を、全ての四分音符を1秒の長さで演奏したら、リコーダーやオカリナなどの管楽器奏者は30秒間、息が吸えません! (^^;)
スタジオ・パパリン Studio-Papalin
武藤哲也 (山の音楽家 Papalin)
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